目次
はじめに
2018年のエイカツ!
はい、というわけで映画クラスタ年末年始恒例のベスト10記事です!といいつつ去年はサボってしまった…。今年はメモ代わりに毎月観た映画の短観をまとめていたのでベスト10はすぐ出来たんですが、なんかもったいないなーと思って「主演俳優賞」やら「ベストねこちゃん賞」やら作っていたらあっという間にお正月が終わっちゃったってわけ。今年もいい映画が多かったのでもったいなくて…。
さて、今年観ることができた映画は新作ロードショー87本!映画祭/特集上映27本!新作の短編映画38本!旧作51本(うち短編8本)!という感じでした。新作の短編映画はほとんどすべてTAAF(東京アニメアワードフェスティバル)で映画祭の方はTIFF(第31回東京国際映画祭)で8割くらい。
一昨年観た映画のまとめ記事はこちらー。
★付き観た映画一覧
せっかくなので観た映画を星付きでリストにしました!こうしてみると、★5つなのに全く触れられてない映画も結構あるんだなあ。年末に思い出さなかったというか…。あと基準がガバガバなので★1つの作品とか少ないですね。面白そうと思って観に行ってるので、まあ妥当なんですが。★2つとか1つのやつ、だいたい邦画アニメってのがね…。ちなみに「途中で帰ろうかな」レベルのやつが★1つって感じですのでよろしく!
※長いので閉じてます
新作(ロードショー)
新作(映画祭/特集上映)
新作(短編)
※TAAF2018の「短編コンペティション」と「台湾アニカップ特別上映」で上映された多分日本で初上映の短編作品。
旧作(長編/短編)
※SF = Short Film
ロードショー作品ベスト10
ちゃんとしたレビュー記事書いたやつはそのリンク、そうでないやつは毎月の短いレビューまとめにリンク貼ってます。よろしく~。
①A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー
[cf_cinema format=3 no=1 post_id=9612 text=” 3位までは順不同くらいの勢いなんですが、万引きも熊2も「複雑な」話なので、ベスト1はシンプルで美しいこちらの作品を。オープニングからラストシーンまで完璧。特に映像よりの作品かな。ストーリーはシンプルながらも『魔法少女まどか☆マギカ』や『輪廻の蛇』を思い起こさせるちょっとおもしろい構成。単純なループじゃないのがいいよね。2週目スタートのゲーム感覚に笑う。ミクロ的な関係から長大な時間のマクロ的視野を経て、再びあの小さな家に戻ってくるという揺れ動くスケールがとても好ましい。ルーニー・マーラがパイを貪り食べる場面とラストカットのシュッとした感じも最高!!”]②万引き家族
[cf_cinema format=3 no=2 post_id=8809 text=” 『万引き家族』というタイトルといい、物語の裏側を全く見せない予告編が上手いよなあ。自分たちが「単純な物語」の世界ではなく「複雑な」世界で生きていることを思い出させてくれる映画。安藤サクラも相変わらずいいけど、リリー・フランキーも「またリリー・フランキーかよ…」と思わせておいて、まあ最後の表情の上手いこと!あと、樹木希林さんねー。是枝映画といえば彼女のイメージなんだけど(『歩いても歩いても』のとし子おばあちゃんが好き)、この映画と同じように世界の複雑さを体現するような役どころだったなあ、としみじみ。”]③パディントン2
[cf_cinema format=3 no=3 post_id=7331 text=”思いっきり笑わせてくれる上に考えさせられる内容を内包している構造は前作と変わらず。誰にでもオススメできる映画。ベストシーンはパディントンのせいでファンシーになっちゃう刑務所のところですね。実写版『こぐまのケーキやさん』!”]④寝ても覚めても
[cf_cinema format=3 no=4 post_id=9379 text=” 今思い返しても『君の名は。』を思い出すような内容だったなー。すごく暗ーい『君の名は。』みたいな。東北自動車道を北上していく場面とか、いつ「おや、あんた夢を見とるな?」とか言われるかハラハラした。違うか。全体的にホラー映画みたいな画作りなんだけど、これは濱口監督の持ち味と言うか、緊張感・不安感の漂う画面は『ハッピーアワー』でも感じた印象。特に乗り物に乗っている時の独特の雰囲気とか。東出君の演じ分けも必見。波長が合わないとクソ映画だと思う。そういえば、あの震災からこっち、なんだか夢の中で暮らしているような気もするよ。”]⑤さよならの朝に約束の花をかざろう
[cf_cinema format=3 no=5 post_id=7549 text=” こういうあざとい話に弱い(実は)。どの時代の家も生活感があるのもいいよね。血の繋がりのない子を育てるマキアと対比させるようにレイリアが配置され、さらに最後のレナトとともに様々なものから開放されるという物語の構造が実に上手い。井上(俊之)さんの作画も最高ですね。あえて「アニメーション作画賞」に入れなかったのは、全体的に良すぎたからです!序盤の走るマキアとラストカットの泣き顔が特に良かった。”]⑥スリー・ビルボード
[cf_cinema format=3 no=6 post_id=7519 text=” これも一筋縄ではいかない映画ですよね。犯人探しが主題歌と思いきや、全く別の方向に走り出す!主人公ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)のパワフルすぎる強いおばさん像も素晴らしいし、もうひとりの主人公とも言えるウィロビー署長役のウディ・ハレルソンの演技も良かった。ベストカットはワインボトルを持ってレストラン内をうろつくミルドレッドと犬猿の仲だった二人が共に走り出すラストカット。”]⑦きみの鳥はうたえる
[cf_cinema format=3 no=7 post_id=9408 text=” 今年はいわゆる「モラトリアム映画」をあまり観なかったのだけど、これはその中の一本。『海炭市叙景』といい『そこのみにて光輝く』といい、佐藤泰志原作の映画にはずれ無し!この映画は主役の3人がとにかくいいね。若手の中のベテラン・染谷将太はもちろん(上半身はだかでうろつくカットが最高!)、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で新人賞を取った石橋静河も地味目だけどいい役どころ。そして何より主人公・「僕」役の柄本佑!カウントしながら石橋静河を待つ場面が最初と最後で反復されるのだけど、このシーンがとてもいい。「夜明け」と「モラトリアム」、「彼女の選択」を上手く組み合わせた脚本も見事。”]⑧ペンギン・ハイウェイ
[cf_cinema format=3 no=8 post_id=9248 text=” おっぱいおっぱいうるせえ!!!ちゃんと観ればそんな映画じゃないのはわかるでしょ!!しかし、2018年にもなって「ソラリス」がフューチャーされるとは思わなかったな。アニメーション的な楽しさもたっぷり、喪失と別れの痛みもある、ジュブナイルSFアニメの新たなる古典(まあ言うほど売れなかったっぽいけど…)。”]⑨スモールフット
[cf_cinema format=3 no=9 post_id=9508 text=” フォロワーさんが絶賛してなかったら絶対観てなかった映画。ありがとうTwitter!!まっっっったくテイストが違うのに向いてる方向は『万引き家族』と一緒なんだよね。ちょっとあからさますぎるし、ちょっと楽天的すぎるというきらいはあるけど。「本当の世界は複雑で怖いけれど、嘘の世界よりはずっといい」は本当に名言。ミュージカルパートも素晴らしくて、特にアバンタイトルで流れる”Perfection”は最高のディストピアソング!騙されたと思って観て欲しい一本ですね。”]⑩パンとバスと二度目のハツコイ
[cf_cinema format=3 no=10 post_id=8802 text=” 恋愛映画なのに「孤独」がテーマという今泉監督らしい(?)ひねくれた映画。コインランドリーの場面の本棚とか、すごく露骨なんだけど、しかしあの場面は良かった!個人的には前作の『退屈な日々にさようならを』の方が好きなんだけど、この映画の時間的なコンパクトさと、人間関係のシンプルさははじめての人にも安心しておすすめできますね。今泉監督らしい絶妙な間のやりとりがやはり楽しいし、この独特のMVっぽい空気感も心地よい〜。ベストシーンはコインランドリーの場面と、アバンタイトルの「フランスパンで浮気相手を撲殺する場面」(死んでないが)と「洗車中のバスの中」です。”]映画祭/特集上映 ベスト10
①普通は走り出す(Moosic Lab)
[cf_cinema format=3 no=1 post_id=9670 text=” コンスタンスに尖りきった作品を作っている大田原愚豚舎の最新作!今回も尖ってるね〜。渡辺監督ファンからすると全編これ名場面というレベルの面白さ密度なんだけど、今回はコアなファンじゃなくても楽しめる作品になってます(『七日』、『プールサイドマン』比較)。今回は若干、自己批判的、業界批判的な内容になっていて、恒例の車中での会話が実に辛辣!「映画評論家ってやつらほんと嫌いなんですよね~」「クラウドファンディング?あれってマジうさんくさくないすか?」とか、どこまで笑っていいのかわからないけどとりあえず笑ってしまう。匿名の観客から来たグサグサ刺さるファンレター(?)が朗読されるシーンもいいなあ。ベストシーンは歯医者さんでのかわいすぎる渡辺監督と(物理的に)炎上する今泉力哉監督笑 あと女優さんがみんな可愛いのも良かった~。渡辺作品に求めるものではないけど、かわいいは正義。”]②オン・ハピネス・ロード(TAAF2018)
[cf_cinema format=3 no=2 post_id=8408 text=” 今回の東京アニメアワードフェスティバル長編コンペ、他の3作品は???というクオリティだったんだけど(『ハブ・ア・ナイス・デイ』と『オッドソックイーター』は割と好きだけど、前年までのクオリティと比較すると…という感じ)、この作品は群を抜いて完成度が高かった。グランプリも納得。というか、他のが取ったらちょっとびっくりしちゃうな。キャラクターデザインは『ちびまる子ちゃん』チックなんだけど、台湾の現代史と並行して進んでいく物語はリアル志向。台湾からアメリカに渡りバリキャリとして活躍していた主人公が祖母の死をきっかけに故郷に戻り、それまでの半生を回想するという物語。台湾版『おもひでぽろぽろ』のような感じ。人生には良いこともあり、悪いこともあり、というのは当然かもしれないけれど、実際にあった事件と絡めて、個々のエピソードがとても丁寧に描かれている良作です。今年、公開されるみたいだし、もう一度観れるのが楽しみ。もっと盛り上がってほしいなー。”]③ブラ物語(TIFF2018)
[cf_cinema format=3 no=3 post_id=9554 text=” 東京国際映画祭の作品(特にコンペティション)は本当にハズレが無いんだけど、今年のトップはこちらの作品。日々単調な毎日を送る孤独な列車運転士が拾い物のブラジャーの持ち主を探して右往左往。…というあらすじだけを聞くとめちゃくちゃ気持ち悪いんだけど、主人公のヌルランおじさん(ミキ・マノイロビッチ)が本当に純朴なのでプラマイゼロ。性的なものを扱ってるはずなのに、なんか普通の布みたいな扱いで、全然いやらしさがない。未亡人に誘惑されても普通に帰ってきちゃうおじさんがいいよねえ。全編セリフ無しなんだけど、そんなことを感じさせない雄弁な演技力が素敵です。基本コメディなんだけど、身体を使った演技が多いので、連想したのはチャップリンとかバスター・キートンとか。そして最後にいいところをかっさらっていくドニ・ラヴァン!スクリーンで見たのが実に『ポンヌフの恋人』以来なんだけど、まあー元気なじいちゃんになっちゃいましたね。彼が最後に吹き鳴らすラッパがとってもいいのです。”]④堕ちた希望(TIFF2018)
[cf_cinema format=3 no=4 post_id=9523 text=” 序盤こそ、タイトル通り全く希望がなくて嫌な気分になるんだけど、ラストの爽やかさときたら!予想外のラストに連れて行ってくれるという意味では『スリービルボード』と同じ方向性ですね。犯罪被害者を主人公としながらも、犯人探しをするのではなく、傷を負った(こちらは身体もだけど)女性が世界との闘争の中で再生していくという筋書きも共通してます。この映画もカメラの力が強い作品で、ファーストカットがすでに最高の見所という…。物語的にも重要なシークエンスというのもありますけど、それにしてもとても良いカットだった。主演のピーナ・トゥルコの演技も素晴らしく、主演女優賞も納得の存在感。様々な場面で現れる彼女の逡巡の表情、所在なさげに彷徨う視線が印象的でした。『ブラ物語』と同じように、孤独を抱える人々が最終的に「家族」を得るという話でもあります。キリスト教の本場・イタリアの映画だけあって神様的なあれがちょい役で出てくるのも味わい深い。あのさり気なさは見習いたいですね。自分も寝ている人に毛布をかけらるような人間になりたいな。あとイタリア映画だけあって飯がやたらと美味そう。”]⑤メモ(TAAF2018)
[cf_cinema format=3 no=5 post_id=8315 text=” 東京アニメアワードフェスティバルの短編コンペより。今年は短編コンペも全部観れました。玉石混交…というよりは玉が圧倒的に多いですね。日本でこれだけ世界の短編作品をまとめて観られる機会も少ないので、毎年ありがたく拝見しております。今年の短編マイベストはこちらの『メモ』。フランスの名門アニメーション専門学校ゴブランの卒業制作らしいですね。さすがのクオリティ。話自体は認知症のおじいちゃんが買い物に行くだけの話、なんですが、特筆すべきは認知症の症状を主観的に見たその表現の面白さ。これは一見してもらうしかないんですが(本編を観て!)、認知症という病気が身近でない年齢の私達にも「なるほど、こういうイメージなのか」と腑に落ちる形になってます。認知症ものだと今回のTAAFでは『頭が消えていく』という作品も出品されていて、少しシュールレアリスム的な色が強いとは思ったももの、こちらも興味深いアプローチでした。”]⑥海でひとりのスローカム(GEORAMA)
[cf_cinema format=3 no=6 post_id=7335 text=” 「GEORAMA2017-18プレゼンツ:WORLD ANIMATION 長編アニメーションの新しい地平」にて。このイベントも面白い試みでしたねー。変なアニメが多かったイメージ。『ナッツ!ブリンクリー博士の奇妙な運命』もえらい変な映画でした。アニメ?っていうレベルで。で、この『海でひとりのスローカム』、主人公のキャプテン・スローカムが単独世界一周就航を目指す冒険物語なんですが、行く先々で変な人々が出てくるわ、スローカムさんはだんだん頭がおかしくなっていくわ、ととんでもない作品。しかも本編は陸に上がってからという。セリフが全部吹き出しで表現されるのも面白かった。作画の自由さ(コマ落ちしてんじゃねえかっていうカットもある)も日本の商業アニメーションだとちょっと観られないレベルで、個人的には非常に楽しかった。”]⑦詩人(TIFF2018)
[cf_cinema format=3 no=7 post_id=9533 text=” 中国激動の90年台、地方の炭鉱都市を舞台に、時代とともに移りゆく男女の関係を描いた作品。パッと見は陳腐なメロドラマなのだが、詩人を目指す鉱山労働者リー(チュー・ヤーウェン)とその妻チェン(ソン・ジア)のすれ違う心の襞を丹念に描いていく。90年台の中国内陸部の暮らしのリアリティがそこに色を添える。カメラの視点も面白く、普通だったら真正面から捉えるようなリーの一大演説シーンを舞台袖から覗き込むように撮っていたり、鉱山労働者たちが待機する煙ったく暗い部屋(すごくいいロケーション!)を奥から入口へと視線を向けたりする。時代が一瞬で飛んでいたりする場面もあり、編集がちょっとどうかな、と思うところがあったりもするけれど、総じてハイクオリティな作品。時代に取り残されてしまった男とビッグウェーブに乗れた女、という話でもある。日本でも公開して欲しい。あの町の雰囲気だけでも観る価値はあり。”]⑧テルアビブ・オン・ファイア(TIFF2018)
[cf_cinema format=3 no=8 post_id=9548 text=” フムスが食べたくなる映画。中東系の映画シーンはトルコを中心として近年非常に熱いものがあるけれど、こちらはイスラエルからやってきた「イスラエルVSパレスチナ」を描いた映画だ。しかもコメディ。イスラエルとパレスチナの関係をユーモアを交えて描いた作品は去年もツァヒ・グラッド監督の『隣人たち』という傑作があったが、今年の本作もかなり攻めた作品。主人公はエルサレムに暮らすパレスチナ人の青年サラム(カイス・ナーシェフ)。彼は人気メロドラマ『テルアビブ・オン・ファイア』の制作インターンとして毎日イスラエルへと通っている。ある日、妻がドラマの大ファンという検問所の主任アッシ(ルブナ・アザバル)と出会ったサラムがドラマの脚本をアッシに相談したところ、その脚本が大受けしていしまい…。二人の主人公が出会う場所が検問所というのもいかにも現地らしいし、むくつけき軍人が甘々メロドラマの展開を考えているという絵面がもう面白い。劇中劇『テルアビブ・オン・ファイア』自体は、パレスチナ攻撃を目論む将軍やスパイなんかが出てきて、かなりセンシティブな内容なのだと思うのだけれど、テレビドラマというレイヤーを通すことでかなりマイルドなものになっている。敵性番組である『テルアビブ・オン・ファイア』をイスラエルの軍人一家が楽しみにしているというのも、実際にはどうだかわからないけれど微笑ましくていい場面だった。内容が内容だけに笑えるか心配だったのだけど、今年の東京国際映画祭で一番笑った作品だったりする。そして、物語の結末をああいうやり方にしたのも上手い。楽天的な理想主義でもなく、過酷な現実主義でもなく。劇中で「シーズン2」が始まったように、彼らの繊細な関係はこれからも続いていくのだ。”]⑨コーポレーション(TAAF2018)
[cf_cinema format=3 no=9 post_id=8178 text=” こちらも東京アニメアワードフェスティバルの短編コンペから。シンプル&コミカル&シニカル!欲を言えば最後まであの2Dスタイルで行ってほしかったな。”]⑩世界はリズムで満ちている(TIFF2018)
[cf_cinema format=3 no=10 post_id=9544 text=” 貧しい楽器職人の青年が演奏者を目指す音楽スポ根もの。高名な演奏者に弟子入りしようとするが門前払いとか、嫉妬に狂った兄弟子が対決を挑んでくるとか、挫折とか親とか…というテンプレ展開かと思いきやその根底にはまさかのカースト制度!これは逆に外の人間の方が面白く感じるというか、途中から「いや、スポ根ものにしてもこの展開は変だぞ…」と感じるようになるスッキリ感。現地の人だとすんなり「ああ、そういうことね」という感じなのかな。いやまあ、いくらあのじいさんが偉い演奏者だといっても、「敷地に入るな!」とか「それを拾うな!」とか、厳しすぎると思ってたんですよね。で、中盤での親父の地元に里帰りのところで、汚えプラスチックカップ渡されるところで気づくんですよね…。あ、これめっちゃカースト制度のやつだ…って。というつらめの設定はあるものの、不可触民の主人公ピーター君(G・V・プラカーシュ・クマール)があまりそのへんを気にしないタイプの若い世代ということもあり、基本的には楽しいサクセスストーリーなので、普通に安心して観られます。後半、あらゆるものに見放されて放浪のたびに出るパートが意外にも開放感のある旅で見どころ。最後のライバルとの対決も盛り上がるし、あの独特の楽器の面白さ、劇中の歌唱パートも基本的にアップテンポでノリノリのインド映画。”]各賞
主演俳優賞
男優女優分けてません。
①トム・クルーズ(『ミッション・インポッシブル:フォールアウト』)
あの全力疾走の場面だけで100,000,000,000万点くらいあげてもいいよね!!!
②小松菜奈(『恋は雨上がりのように』)
ハマリ役ですよね〜。どの場面も良かったけど、とりわけ最高だったのがラストの真正面の長回し!あの場面は来るわ〜。あ、そういえば『来る』の真琴役も今までと違ったイメージで美味しい役どころでしたね。
③濱津隆之(『カメラを止めるな!』)
この全身からにじみ出るいい人感が最強〜!好き好き!ベストシーンは「本編」に入った途端に逢花(秋山ゆずき)にブチ切れてるとこ。「カメ止め」は役者さんもみんな良かったなー。逢花の「よろしくで〜す」も印象深い…。
④榎本佑(『君の鳥は歌える』)
バイト先の本屋での不遜な態度も良かったし、何より最初と最後のカウントがもう印象抜群!あと「気にしてないけど気にしてる」演技が上手いな〜。ラストシーンのどんどん不安が募っていくところとかも。
⑤ルーニー・マーラ(『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』)
作品評のところにも書いたけど、パイを貪り食べる超長回しの場面が巧すぎる〜。ちょっと目を離して「まだ食べてる」っていう驚きもさることながら、この長いスパンの間に少しずつ感情を変化させていく演技の素晴らしさ。最後の方は感情がとめどなく溢れ出る感じで。この場面どれくらいリテイクしたんだろ…。
助演俳優賞
①マイケル・スタールバーグ(『君の名前で僕を呼んで』)
主人公エリオの父親パールマン役。最後まであまり出番が無いけど、彼が淡々と息子に語りかけるこのエピローグの場面が実にいい。あの時代にこんな理解のある父親がいたのかな、とも思うけれど、それも含めて映画なのだろうな。彼が古代ギリシャ・ローマの考古学者というのもポイントですね。『君の名前で僕を呼んで』は続編の構想もあるらしいし、エリオとオリヴァーの行く末も気になるところ。
②アリソン・ジャニー(『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』)
主人公トーニャのスパルタ母ちゃん・ラヴォナ役。こんなクレイジーなやついねーよな。脚色がすぎるぜ…。なにしろ肩にオウムをとめてたりして、漫画のキャラ感が半端ないわけ。で、そんなことを思ってみていたらエンドロールで思わず声を上げてしまった驚異の再現度!顔がそっくりなのもやばいけど、本当にオウムが肩にとまってるぅーーーー!!これはアリソン・ジャニーがすごいのか、ラヴォナおばさんがすごいのかわからないけど、とにかくインパクトがやばかったので入れときます。
③ひと:みちゃん(『赤色彗星倶楽部』)
劇中の胡散臭いオカルトTV番組でよくわからないことを講釈してるド・ジッター博士役。いやまあド・ジッター博士ってのは本当にいたりするんですが1、こっちの博士はキチガイ博士感がすごいです。頭をブンブン振って髪型を直そうとする謎の仕草が印象深い…。ちなみに上映後の舞台挨拶でも何故かチョイ役のこのおじさんが場を仕切っていて笑ったw
④ロブ・ディレイニー(『デッドプール2』)
デップーの募集した「X-フォース」にうっかり応募してきちゃった一般人のおじさん・ピーター役。こいつだけ何の能力もないから実は助かるんじゃ…と思わせておいて普通に嫌な死に方するからめっちゃ笑った。あ、この場面はブラピが即死するとこも良かったですね。『デッドプール2』はライバルのケーブル(ジョシュ・ブローリン)、前作から続投のドーピンダー(カラン・ソーニ)(最後いいとこもってく!)、悪徳理事長(エディ・マーサン)といい脇キャラが多いんだけど、ロブ・ディレイニーの一般人おじさん感に一票!最後助かって本当に良かった〜!
⑤柴田理恵(『来る』)
満員の中華料理屋で腕がもげちゃう迷惑なババア。ラーメン食ってる場合じゃねえぞ!「来ます…!」が超名言すぎる〜。片腕で最後まで頑張る姿に涙…。『来る』の中だと次点で沖縄から来るばあちゃんたちも良かったな〜。まさかあんなことになるとはね。
ベストアニメーションキャラクター賞
①おねえさん(『ペンギン・ハイウェイ』)
アオヤマ君もいいけど、やっぱりここはおねえさんですよね~。喋り方がいいよね。大人って感じがして。喫茶店の場面が特に良かった。
②ノウズモアさん(『シュガー・ラッシュ:オンライン』)
吹き替えで観たんだけど、喋り方がまんま『ファイアボール』シリーズのゲデヒトニスさんだった…。ウェブでよくある「検索候補を先取りして出すやつ」の擬人(鳥)化なんだけど、普段便利に使ってるやつがクッソウザいやつになってめちゃくちゃ笑った。あの検索バーのシーン大好き!ウザいけどいい鳥だったのも良かった。
③オールマイト(『僕のヒーローアカデミア〜二人の英雄〜』)
まあこれはキャラクターっていうか作画の視点だと思うんだけど、最終盤の師弟共闘シーンが最の高だったので…。オールマイトがピンチになる展開も珍しかったしね。師弟ダブルパンチを放つ寸前で普通の構えじゃなくて仁王立ちになるとこ、まじでやばいセンスだ…。
④グローリー水領(ホラン千秋@『若おかみは小学生!』)
おっこのピンチにポルシェで駆けつける王子様感が最高~~。初登場時の胡散臭さも最高~!『若おかみは小学生!』に出てくる大人、みんなちゃんとしてるんだけど、水領様はあれだけ見た目が胡散臭いのにちゃんとしててすごいと思いました(小並感)。ベストシーンはやっぱりショッピングモールのデートのとこですね。
⑤石井・風花・アネモネ(小清水亜美/玉野るな@『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』)
やっとアネモネが主役!アプリになっちゃったドミニクもかわぅいいー!冒頭の地上に出るモノローグのところが特に好き。映画自体は、普通の少女アネモネ視点というのが新鮮だし「ポケ虹」と同じくらい良さそうになる気がするな1。しかし、BONESにしては作画が微妙なところが多かったのが気になるけど…。
ベストアニマル賞
①ピーター(『ピーターラビット』)
野菜のために隣人を感電死させ、自分ちをダイナマイトで爆破するクレイジーサイコクソウサギ。一昨年のベストクソウサギ・スノーボール(『ペット』の)と同じくらいの極悪さ。本当に仁義がなくてクソ笑ったw 客の頭をハゲにするパディントンなんてかわいいもんよ。ピーターには早くパッパと同じ末路を辿ってもらいたい。
②ジョージ(『ランペイジ 巨獣大乱闘』)
(『ピーターラビット』の)ピーターと中身交換したほうがいいんじゃねえの???って言うくらいのいい子!気は優しくて力持ちを体現したかのようなゴリラですね。2018年ベストゴリラ1。ドウェイン・ジョンソンとのコンビはまってるよね。最後の下品なジェスチャーのくだりとか。「ランペイジ」、続編も作って欲しいなー。これ一本で終わらせるのは惜しいゴリラだわ。
③ペンギンたち(『ペンギン・ハイウェイ』)
友達のペンキチ(ペンギンキチガイ)が「ペンギンの描き分けがやばい…」って言ってた程度の細かさ(らしい)。アバンタイトルで、車にはねられてボールみたいに飛んでくモチっとした感じがすき。おいしそう。
ベストねこちゃん賞
①『寝ても覚めても』のねこ
良かった…。捨てられちゃった猫ちゃんはいなかったんだ…。映画自体、この猫ちゃんがいなかったら二人再会してなかったし、まさに「ねこはかすがい」みたいな映画だったにゃんねえ…。
②『ボヘミアン・ラプソディ』のねこ
フレディんちマジねこ屋敷~!前評判で「ねこのゴロゴロ音が聞こえる」ということで観に行ったんですが、うわぁーマジでねこちゃんがめっちゃ近くにいるよぉおーーーー!!!ってなった。実質ねこカフェじゃん。なお、クイーンに関する知識は無でしたが、映画もとても良かったです。
③『シェイプ・オブ・ウォーター』のねこ
ツェッドさんマジ許さねえ…(風評被害)。アルフですら好物のねこを我慢していたというのに…。映画自体はすごくいいんですが、そんな理由で猫派にはおすすめできない…。
ベストわるもの賞
①ポピー(ジュリアン・ムーア@『キングスマン:ゴールデン・サークル』)
みんなもポピーおばちゃんのできたて手作りハンバーガー食べたいですよね??あの謎肉製造機マジで高性能。
②ドン・パンパン(『映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~』)
「ブラックパンダラーメンはノー・コンプライアンス・ラーメンだ!!」。このセリフを考えたうえのきみこ女史マジ神。みんなもノーコンプライアンスの精神でやっていこうな!
③サノス(ジョシュ・ブローリン@『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』)
「人類増え過ぎだし半分にしちゃおっかな~~♪」。てきとーな思いつきを実行しちゃうその行動力に憧れちゃう!! しかもちゃんと半分にできてエライねぇ~~!殺戮数では2018年ダントツベストわるもの!
脚本賞
①上田慎一郎(『カメラを止めるな!』)
『ラヂオの時間』大好きなんで入れざるを得ない。一周目は最初の35分確かに退屈だけど、二週目は最初から楽しめるのいいよね。観に行ったのが結構後半だったので最初からゲラゲラ笑ってる人が結構居て謎だったんだけど、彼らは二週目ユーザーだったんだな…。
②中島かずき(『ニンジャバットマン』)
開始5分で江戸時代日本にタイムスリップして開始10分で整備済みのバットモービルが登場して(江戸時代なのに!)開始15分でバットモービルが全損するという凄まじいスピード感がもう最高!!勢いがすごい!勢いしかないとも言うけど!うるせえな細かいことはいいんだよ!!……このノリについていけなかった人々からはクッソ不評だったわ…。「「「「「「五城合体!!!!!」」」」」って意味わかんねーんだけど??」「バットマンである意味ある????」ってめっちゃ言われた…。なんで…五城合体最高じゃん…。2018年ベストシーンの一つじゃん…。まあ冷静になって考えるとわけがわからないが。
③エイドリアン・モリーナ/マシュー・オルドリッチ(『リメンバー・ミー』)
『リメンバー・ミー』、脚本もビジュアルも音楽も全てにおいて高水準だったんだけど、なぜかベスト10に入らなかったのでこちらで…。この脚本、ミスリードと逆転劇が見事ですよね。普通ああいうふうにきたらあっちが本物だと思うよなあ。大体、あんなしょぼくれた人が祖先だなんて信じたくもないし。そういう意味では、人間、真実かどうかよりも「それっぽいもの」を信じるんだな、というのがよく分かる映画でもありますね。死者の国のタイムリミットがあるから緊迫感があるのも良かったし、原題のココが実はあの人というのがわかるエピローグも意外性で楽しませていただきました。
撮影賞
①近藤龍人(『万引き家族』)
安定の近藤さん。はずれ無し。特に奇抜なショットはないんだけど(あ、でもポスターにもなった小さな庭から花火を見上げる一家のショットは印象的)、どのカットも光の感じが絶妙ですよね。今の邦画の撮影監督の中では一番好き。印象に残ったところはリリー・フランキーと安藤サクラが真っ昼間からおっぱじめてるところでちゃぶ台にこぼれた素麺を艶めかしく映したカット。無性にエロティック。
②アンドリュー・D・パレルモ(『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』)
これもあらゆる画面が完璧!圧迫感のある薄暗い病院、ややロングショットで復活の瞬間を見守る視線、荒野を家へと向かうゴーストを捉えた遠景のショット、柔らかな光の差し込む室内、パイを貪るルーニー・マーラをプロフィールで捉え続ける超長回し…。希薄な(しかし濃厚な)ストーリーを補完するかのような映像の美しさ。延々と観ていられる。
③市橋織江(『恋は雨上がりのように』)
なんかやたらとカラッとしたカットが多いなあ、と思っていたら市橋さんて方、CM畑の人なんですね。納得。エピローグであきら(小松菜奈)が走り出そうとする朝の場面とか、すごくCMっぽい。その後、大泉洋に再会した際の小松菜奈を真正面から捉えた長回しのカットが非常に印象的。物語自体も爽やかな青春物語なので、カメラの雰囲気もとてもマッチしていたと思います。
美術賞
①三ツ松けいこ(『万引き家族』)
リリフラ一家が暮らすボロ屋のしつらえがリアルすぎて引いた。絶妙に汚れた襖に所狭しと置かれたよくわからないオブジェクトがまさに低所得者層!自分も育ちが低所得者層向け住宅だったのでよく分かるんですよね。捨てろよそれ!っていうものが無造作に積み上げられてる感覚。それでいて、ギリギリ生活できるあの絶妙な感じ。すごい再現度。三ツ松さん、是枝作品だと前回の『海よりもなお深く』の樹木希林のアパートも良かったし、その前の『そして父になる』のリリーんち(またか)も良かったけど、今回の家はさらに下という感じがよく出てました。しかもあれセットでしょ?なのにあの圧倒的臨場感!
②今村力(『孤狼の血』)
昭和の終わりを舞台にしたこの作品、よくぞここまでという昭和から平成へと移りゆく時代の雰囲気が素敵でした。特に良かったのは紫煙がもくもくただよう刑事部屋。今だったら絶対ありえない環境ですね。扇風機とか黒電話とか、いかにもそれっぽい。パソコンもまったくないし。子供の頃に見た光景と重なるものがあって懐かしい感じがしました。物語の内容は凄惨なんですけども。
③アダム・ストックハウゼン/ポール・ハロッド(『犬ヶ島』)
アダム・ストックハウゼンは『グランド・ブダペスト・ホテル』からの続投。『グランド・ブダペスト・ホテル』の美術も強烈に最強だったけど、ストップモーションとなった本作も別の意味で凄まじい。何しろ舞台はディストピア化した近未来日本なのだけど、レトロフューチャー的な意匠に溢れる昭和的近未来なのだから、これはもう画面を観ているだけで楽しすぎるわけです。日本版『Fallout』というか、『福神町奇譚』というか。しかもミニチュアな上にカンチガイ日本感が炸裂していて、夢現のシュルレアリスム的面白さ。全体的に漂う胡散臭さが最高。
アニメーション作画賞
①『リズと青い鳥』
安定の京アニクオリティ。全体的に作画カロリー高めなのだけど、山田監督らしく足に視線を向けた演出が印象的だった。足は口ほどにものを言う…ではないけれど、みぞれと希美というある種対照的な二人の少女の繊細な感情のやり取りが「足」によって表現されているところはやはり書き記しておくべき価値がある。
②『若おかみは小学生!』
冒頭の神楽の場面で「あ、なんかすごいぞ」と思ったんだけど、さもありなん。普通に作画アニメでしたね。キャラクターデザインも内容も尖ったところはないし、アクションが主体でもないんだけど、例えばおっこの変なポーズ三連チャンとか椅子がグルグル回るカットとか、子供時代の峰子おばあちゃんが屋根から落ちるカットとか、地味ーに丁寧。あと反射系の異常なこだわりね。包丁とかシャンプーボトルとか、確かに現実には反射あるけど普通アニメで描かねえだろ、っていうところがちゃんと描かれてる。これも地味にすごい。
③『ニンジャバットマン』
制作が安定の神風動画でほぼフル3Dだからそこはまあ普通にいいんだけど、一箇所狂った場面があって…。「記憶喪失になったジョーカーとハーレイクインが人里離れた農村で百姓として暮らす」というこの「牧歌パート」、それまでと打って変わっていきなりアートアニメになるんですよ。どうみても大平(晋也)さんなの。わざわざパンフ買って確認したら、パート作監が宮本託自さんで、大平さん(原田慎之介名義)、うつのみや(理)さん、崎山(北斗)さん、斉藤(拓也)さんが原画という豪華さ!個人的にはいい意味で浮いてると思ったんだけど、普通の観客は置いてきぼりだろうな…。ジョーカーが「土はいいぞ…」とか言ってんのほんと笑うw 神風動画制作ならではの一発芸という感じでしたね。面白かった。
音楽賞
①川嶋可能(『ルームロンダリング』)
本編も割と地味ーな良作だと思うんですが、特に良かった点を挙げるとすると音楽が良かったんですよね…。特にメインテーマのなんか間抜けな感じがめっちゃ頭に残るの!映画の内容は地縛霊とかが出るやつだけど、コメディだからすごく合ってるんですよね。予告編でめっちゃ流れてるので気になったらサントラを買え!
[amazonjs asin=”B07DGN2C4M” locale=”JP” title=”映画「ルームロンダリング」 オリジナル・サウンドトラック”]②ジョン・デブニー/ジョセフ・トラパニーズ(音楽)、ベンジ・パセック/ジャスティン・ポール(楽曲)(『グレイテストショーマン』)
これは音楽というより楽曲が良かったやつですね。メインテーマの”The Greatest Show”も壮大で印象に残るんだけど、それ以外でもバーナム(ヒュー・ジャックマン)とフィリップ(ザック・エフロン)のコミカルなやりとりが楽しい”The Other side”(バーのとこ)、キアラ・セトル演ずるレティ・ルッツ(髭女)の美しい独唱”This Is Me”が抜群に良い。
③川井憲次(『さよならの朝に約束の花をかざろう』)
川井憲次さん、押井映画のイメージが強すぎるので、エンドロールで「音楽:川井憲次」の文字が出たときびっくりしちゃった…。こんなエモい曲も書かれるんですね…。音楽だけで泣ける…。
月ごとの鑑賞記録まとめのまとめ
東京国際映画祭以外の今年観た映画の全感想です。毎月コツコツやっていて良かった〜。
まとめ
というわけで2018年の映画ベスト10+αでした!2019年も期待作目白押しなので、映画ライフ楽しんでいきたいと思います。毎月記録つけるやつ、年末に見返すとなかなかいい感じなので、今年も継続してやっていきたいっすねー。目標はロードショー作品120本くらい。まあ本数観ればいいわけじゃないと思いますけど、去年見逃した作品の中にも自分に合ったものがあったと思うので。あと今年はMOOSIC LABとPFF(ぴあフィルムフェスティバル)の作品にも手を出したいですね。東京国際映画祭と近いからめっちゃ厳しいんですけども…。
ではまた来年~!
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