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『風牙』待望の続編!門田充宏『追憶の杜』がおもしろい!【2019年5月に読んだ本 感想レビューまとめ/全8冊】

投稿日:2019年6月1日 更新日:


はじめに

 今月も新作SFとても豊作!しかも新人さんが強いという。SFの春が来ている…。

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2019年5月に観た映画の感想レビューまとめです。ネタバレなし。今月も本数観れなかったけど、ピカチュウがやばいくらい可愛かったのでよしとします。

今月のベスト1冊!

門田充宏『追憶の杜』

 去年のベストにも入れさせていただいた『風牙』、待望の続編。正直に言うと、前巻ほどの衝撃はないものの、続編として手堅い展開、そして世界観・テーマの広がりが印象深く、やはり只者ではない門田充宏。

 簡単に設定を説明しておくと、人の「記憶」をレコーディングして他人が追体験できる技術が確立された近未来、主人公の珊瑚は他人の記憶を汎用的な記憶に翻訳する記憶翻訳者として活躍していた…。他者の感情を共感能力によって読み取り、翻訳する彼女たち記憶翻訳者は、しかし20世紀的な華やかさを持つ「超能力者」ではなく、むしろ「サトリの化物」として扱われている。この、「異能力」を「呪い」へと読み替える視点が本シリーズの最大の特徴だ。彼らは共感能力を抑える特殊なデバイスを装着しなければ日常生活を送ることもままならない障害者として描かれている。

 デビュー作である前作が主人公・珊瑚を中心として個人的な記憶をめぐる物語であったとするなら、続く本作のテーマは「記憶と社会」とすればいいだろうか。例えば最初に置かれた「六花の標」は、死んでしまった同居女性との死の直前の生活の記憶をネットワークに公開する少年の話だ。当然、その映像のPVは大きくなり、記憶をレコーディングする九龍社が社会問題として浮上し、珊瑚たちが解決に乗り出す、という筋書きとなる。こう書くと、昨今のyoutuberのように承認欲求を満たし、生活の糧を得るために事件を起こしているかのように思えるのだが、作品全体を覆うダウナーな空気感と同じように、華やかさは全く削ぎ取られていて、ある意味で結末もあっさりしている。個人的な「記憶」と社会との関わり、そしてそれに対応する九龍社の人々の姿は、新技術の黎明期に起きる社会の変化そのものであり、実に「SF」だ。

 また、表題作でもある「追憶の杜」では、物語上で重要なある人物との別れと再会が描かれる。「記憶」をテーマにしていることからも察せられるように、「死」もまた、本シリーズの中で大きなウェイトを占めている。明るい関西弁を喋る若い命の塊である主人公の珊瑚が「記憶」を武器に「死」に立ち向かう物語と言い換えてもいいかもしれない。さて、この「追憶の杜」では個人の個人的な記憶ではなく、人々の集合的で無意識的な記憶が描かれている。テーマパークのイースターエッグ的な出入り口が『不思議の国のアリス』モティーフであるのも面白いし、その先にあるのが、「人々の日常の記憶」の寄せ集めというのも良い。行ったことが無いはずの小学校で会ったことがない友達との思い出に興じるのがエモすぎる。そしてここでもまた可愛い犬が登場。白ウサギの代わりに黒ハウンドっていうのが気が利いている。

 それにしても、「記憶」というテーマから様々なものを引き出してくれる門田充宏先生、続刊も非常に楽しみだ。次回は中編「銀糸の先」で描かれた不可解な連続殺人事件を巡る長編とみるが、どうだろうか。何れにせよ今一番楽しみな作品である。

おすすめの新刊!

新刊の定義は過去3ヶ月以内くらいに発売された本でお願いします…

柴田勝家『ヒト夜の永い夢』

 主人公は南紀の知の巨人・南方熊楠!相方は念写の研究でおなじみ・福来友吉博士!彼らが属する「はぐれもの、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、学会の異端児」が集う「昭和幽考学会」の目的は自立思考する自動人形を作り天皇陛下へと献上すること。「天皇機関」と名付けられたその自動人形の頭脳を作るため、熊楠は奔走する…!

 …とまあ、これで面白くならないわけがない、という。なにしろ、主人公・南方熊楠を始め、學天則を作った西村真琴、昭和の文豪・佐藤春夫、みんな大好き江戸川乱歩(初出だと名前が平井太郎なのも細かい)、満州軍の石原莞爾、さらには昭和天皇etc.と昭和の偉人変人が大集合!実際の昭和史をなぞりつつ、「天皇機関」という謎めいた少女人形を軸として、秘史めいたオルタナティブな歴史が語られる。

 歴史上の人物を使っているくせに、内容のぶっ飛び感が半端ないのも面白く、「天皇機関」(第一世代)はアイドルを夢見ながら自死した少女の死体を、プロデュースしてたおじさんたちが勝手に掘り返してきて自動人形として復活させるという『フランケンシュタインの怪物』と『アイドルマスター』をガッチャンコしたような狂ったお話。「天皇機関」の頭脳となる粘菌コンピュータは畑にパンチカードと粘菌を蒔いて、最適経路を自動計算させたものを結晶化(ただし結晶はケツから出る!)させたものだし、天皇陛下の乗るお召し列車は爆発炎上するし、昭和30年台なのにゴジラは出てくるし、夢の話、ということもあるけど、やりたい放題すぎて実に痛快。

 「夢≒想像力≒創造力」がテーマの一つなのだけど、「千里眼」の正体を「他者の夢の世界を垣間見る能力」としているのが面白いし、「夢の世界=現実の一つ」という解釈も、多世界解釈の方法としては斬新で、歴史改変SFとしての体裁ととても良く調和している。劇中で熊楠の言う「想像力だけが因縁を超える」とはけだし名言。

宮内悠介『偶然の聖地』

 「旅春」なる聞き慣れぬ単語から物語が始まるのだが、はてこれは自分の見識の無さ故か、と思い読み進めてみれば、なんのことはない、著者の造語であった。エッセイとも小説ともつかない文体で断言されるとコロッと騙されてしまうものである。ちなみに、「旅春」とは秋の後に訪れる短い春のことだとか。本書の中はこんな感じの「ありそうで無い」もので溢れている。そこがまず素敵だ。

 主人公たちの目的地である「イシュクト山」にしても、いかにもありそうなのだが、架空の山だし、子供部屋にはミイラの死体が転がってるし、巨人の亡霊が「あるはずのない」宇宙エレベーターを奏でるし、バミューダトライアングルにはカロリーを通貨にした謎の国家が存在しているし…。容易にはたどり着けないという「イシュクト山」が、タイトルでもある「偶然の聖地」なのかと思いきや…。乱数の設定、適当で良いような気もしてたけど、全部同じはそりゃまずいよね(ネタバレにならないギリギリの感想)。ちなみに、読み進めていくと「オブジェクティブ・ヘブライ語」とかオブジェクティブ志向におけるクラスの説明なんかが入ってきてエンジニアの人だとニヤリとするようなポイントが頻出。「//ここを消すとなぜかインド亜大陸が消える」なんてコメントアウトには爆笑必至です。あるある。このへんは元エンジニアの宮内先生ならではですね。藤井太洋先生といい、日本でもエンジニア&&SF小説家というのが段々と出てきているイメージありますね。

 「現実の不安定さ」というのがある意味でテーマとなるのだけど、その効果をさらに引き出すのが、1ページに何箇所も振られた注釈の数々。単なる単語の説明から、著者の思い出話、体験談、雑学、又聞きの情報etc.と言った雑多な情報が、このSF小説に私小説的な側面を与え、またエッセイ的な雰囲気を醸し出している。この注釈がまた単体で読んでも軽妙で面白く、『ファイナルファンタジー5』の「ビッグブリッヂの死闘」から「タリバンの実効支配していた地域の領事館ではお茶が出る」みたいな話までとにかく幅の広さが際立つ面白さ(それにしてもイスラマバードが世界一つまらない街というのは実に気になる)。

 こんな風に、ある意味で村上春樹的を連想するような雰囲気なのに、ちょくちょく中二心をくすぐられるラノベっぽい描写もあったりして、そのギャップがまた楽しい。声を揃えて「デバッグ開始!」は言ってみたいですね。いやしかし、宮内先生の作品も幅が広いなあ。今年のベストに入れていきたい作品。

大童澄瞳『映像研には手を出すな!』第4巻

 祝!まさかのアニメ化!!アーンドまさかの湯浅監督!!いやー、めでたい!!この作品のブレの豊かさを表現するのに、湯浅さんのあのタッチは本当に正しいと思う。前巻までも読んでいて思ったもん。「あ、この漫画、なんとなく『KICK HEART』っぽいな…」って。確かに「映像研」賞取りまくって話題になってたけど、まさか湯浅さんが超久しぶり(『四畳半神話大系』ぶり?)にTVアニメやるとは…。楽しみしかない。

 さて、第4巻の目玉は「たぬき」!!たぬきネタで一本「ストーリーもの」を作る、というのを一巻まるまる使ってやっていて、読み応えがあります。思えば、前巻まではストーリーのない断片的な映像で、設定は作り込まれていたのに、どうしてこうなった?!というのを浅草氏が自己批判的に回想するのが面白い。動かすのに夢中になってストーリーと設定を忘れてしまうという、アマチュアアニメ部にいかにもありそうな話。まあよく知らんけど。

 短編とはいえ、コンセプトからテーマ、細部の演出まで映像研の面々が喧々諤々の議論を重ねるところが実にこの漫画らしい。アニメものなのに今巻は作画とか動きの部分はばっさりとカットされていて、そのあたりの割り切りというか、やりたいことがはっきりしていて好感が持てる。完成した『たぬきのエルドラド』がまるまる収録されているの良い。

 「それは”やるべきこと”ではない!」「「成し遂げること」を目指してはいけない!」「やりたいことを、」「やりたいようにやるのだ!!」。うーん、今回も名言!!

ジョージ・R・R・マーティン『ナイトフライヤー』

 すっかり『ゲーム・オブ・スローンズ』の人になってしまったマーティンおじさんの大昔の短編集再刊。自分の中では『タフの方舟』のSFおじさんという印象なのですが。『氷と炎の歌』は未読/未鑑。

 元の単行本の発行が1985年ということで、かなり初期の短編が集められた短編集。77年刊行の最初の長編『星の光、今は遠く』は、衰えつつある恒星系を舞台にした鬱々とした傑作でしたが、ちょうどその頃に作られた作品が多く納められていて、この暗くて冷たい雰囲気がたまらないですね。『タフの方舟』もコメディタッチでありながらも、「方舟」の冷たく暗い通路のような空気が立ち込めていて、やはりこの気性がマーティンの本質なのだな、と再確認した次第。

 収められた作品の中でとりわけ素晴らしかったのは最後を飾る「この歌を、ライアに」。異星の植民地で起こる謎めいた事件に立ち向かう二人の精神感応者。一定の年齢になると土着の寄生生物に自ら喰われに行く異教のおぞましい宗教がテーマで、「七たび戒めん、人を殺めるなかれと」と同じようなエキゾチックな異星文明ものだけども、二人の能力者が華麗に事件を解決するかと思いきや思いもよらぬ方向に話が転んでいく。彼らはなぜ自ら進んで死にいくのか…。よくある単一精神モノとか『ハーモニー』とかを連想する展開なのだけど、その根源に人間誰しも抱いているどす黒い孤独感が横たわっていて、このあたりがいかにもマーティンらしい。全く別の話なのだが、この話の前に置かれた「スター・リングの彩炎をもってしても」も同じテイストで、粒子一つない暗黒の宇宙のイメージ「空虚な宇宙」が、本編の「暗い平原」へと繋がっていく。人は誰しも結局の所、孤独なのだ、というお話。

「人が神々を創りだすのは、孤独であることが怖いからです。空虚な宇宙がーーー暗い平原が恐ろしいからです。だから人々は、神を見つけた。」(『ナイトフライヤー』p.549「この歌を、ライアに」)

三方行成『流れよわが涙、と孔明は言った』

 『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』の三方先生新刊。中身はこれまでに同人誌やカクヨムで発表してきた短編を集めたもの。あの奇書『Wheels & Dragons』(ドラゴンカーセックスアンソロジー)所収の傑作「竜とダイヤモンド」が入っているのが嬉しい。

 表題作の「流れよわが涙、と孔明は言った」は、馬謖が(物理的に)斬れなかった、という話で、いわゆるバカSFのようでいて、最後は孔明の落涙というところに持っていく意外性が面白い。まあやってることは斬れない馬謖を叩いて平らにしたりしてるんだけども。書き下ろしの「走れメデス」もそうだが、「人体の可塑性」(そんなものはないのだが)のようなものを扱い、想像し得ないものを紙の上に描き出すという点でに三方行成という作家の特異性があるように感じる。

 さて、去年の短編ベストにも入れさせていただいたオーソドックスな(?)歴史改変SF、「竜とダイヤモンド」を除くと、本書でとりわけ良かったのは「電柱アンソロジー」とやらに掲載された短編「闇」である。なんらかの事象によって闇に包まれてしまった世界。闇の中に一歩でも踏み入れると「電柱」に変えられてしまうその世界で、人々は電柱の周りに村を作って生き延びていた…というポストアポカリプスもの。「電柱にされてしまう」というホラー調の設定、村の領域を広げるために生贄として犠牲になった主人公の両親、訪れた一人の旅人の疑問が、主人公の中に確として築かれていた世界のありように波紋を広げる…。ある信念/現実が否定された時、そこに立ち現れてくるもの、という極めて普遍的なテーマを語る傑作で、「闇」というメタファーを実に上手く使っている。この作品も終わりのセンテンスが上手い。ってよく読んだら表題作と同じ一文で終わってる笑 必読です。

原作:まつだこうた、作画:もりちか『あゝ我らがミャオ将軍』第1巻

 いかにも速水螺旋人先生っぽいネタ。ソ連モティーフの架空の社会主義国「コルドナ社会主義共和国」を世襲制で継いじゃった若干9歳のミャオ将軍が国家運営に右往左往する共産主義あるある漫画。粛清が連発されたり(トイレ掃除)、工場のビスケットが不味かったり、外交的に孤立してたりする。資本主義かぶれのギャルが友だちでいたりするのも楽しい。好きなエピソードはいかにも社会主義国っぽい国旗(鎌とか鎚とかのアレね)をスペースタイガー(猫だが)に変える話とか独立戦争の映画を趣味丸出しで作る話とか。基本的に「かわいいは正義」が根底にあるのでとても読みやすく、ミャオ将軍は可愛い。

 しかし、ソ連も遠くなりにけりな令和の世だから笑えるものの、結構ギリギリだよなー。第一話は明らかに北朝鮮ネタなので、読む人にとってはギリギリアウトだろうな、という感じ。絵柄の可愛さがまたエグいよね。打ち切りにならないで欲しい…。

小川一水『天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3』

 いやー、よくこれだけの大風呂敷を広げてまとめたなあ!というのが素直な感想。小川先生お疲れ様でした!最終巻の見どころは、やはりこれまでの全ての因縁が寄り集まって突き進む大団円、そして至近距離での超新星爆発とそれに立ち向かう諸種族の奮闘。特に後者の迎え火作戦」のスケールの大きさはTRIGGER(今石)的な規模感をリアルな物質感を以て紙の上に落とし込んでいる感じがして興奮必死。爆風を防ぐために「10京トン」の質量が必要で、「え、そんなもんある…?」と思ってたら、そういえば二惑星連合艦隊、約32京トンあったわ、っていうね。

 とはいえ、たしかに上手くまとめてあって、最終巻だけあってもりあがるのだけれども、若干物足りないというか、大味というか。これだけ壮大な話になってくるとどうしてもマクロな話になってしまうのはしかたないし、主要なキャラクターの描かれ方(特にアクリラの行く末とか)はとてもいいとは思うのですが…。これまでの(途中の)エピソードのほうが個人的には豊かでミクロで人間の描き方、SF設定の描き方にしても好きなんですよね。Ⅴ巻(「羊と猿と百掬の銀河」)での小惑星帯の農家の話とか。うーん、またメニー・メニー・シープに戻って読み返したい!

 しかし、最後の最後の章があの人で終わるのはすばらしい!副題からなんとなく予想はしていたけど、壮大な大河スペースオペラが現代のあの人に収縮するかのように戻っていく。これまでのシリーズ的な時間の蓄積、長い長い物語の世界の行く末を見た後に、現実に戻る緩衝材のように機能するこのエピローグは忘れられない名場面。

 本としての物量、物語内の時間のスケール感、個々のSF設定の細やかさ、そしてストレートな人間賛歌(生殖賛歌ではなく)を謳う本シリーズは著者の代表作になるのはもちろん、日本SF史に残る傑作にまちがない。

その他良かった本など

草野原々『大進化どうぶつデスゲーム』

 うーん、いいんだけど…いいんだけども、やっぱり短くて詰め込みすぎ!設定をサラッと流していくシリーズ物のさわりの部分といった感じ。タイトルのインパクトと狂った設定は魅力的なんだけど、どうしても『最後にして最初のアイドル』と比べちゃうと「まともだなあ」って思ってしまう。ただ、主人公の手を切断する描写が生々しくⅱページほど続くあたりはさすがだと思った。次巻からが本番か。アニメ化期待。

藤本タツキ『チェンソーマン』第2巻

 やっぱりこの人はセンス良すぎるよなー。マキマさんが銃の悪魔の話を始める前の淫靡な雰囲気も素晴らしいし、一見俗物っぽい願いが物語全体を貫く筋として機能し始めるのも面白い。悪魔に閉じ込められたホテルで寝始めるデンジの胆力があるんだか馬鹿なんだか(後者だろうな)わからんところも魅力。パワーちゃんかわいい。「飲めるドブじゃあ!!」

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