(ネタバレあり)原作ファンとしては物足りないが良いアレンジ!『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』

「原作と異なるエンド」ということだったのでだいぶ身構えていたのだけど、なるほどこういうかたちで来るか~という感じ。正直なところ、原作はかなり難解な感じになっていると感じたので、エンタメに振った映画版のこのオチは平凡ながらもなかなかうまい落とし所だと思いました。大葉くんが爆発を止めるパターンかとも思いましたが、さすがにそれはなかったですね。でもここまで変えるなら光の粒が世界中にばらまかれるくだりも改変しちゃっても良かったんじゃないかなあ…。と思ったけど、そうなると「8.32」にならないから微妙か…。いやしかし、原作のエキセントリックな終わり方も好きだったんだけどなー。まああれやると尺が足りないしな~。それはそうと、原作から改変された印象的なシーンはやはり爆発前の黒騎士のシーンですね…。あのシーン入れるの性格が悪すぎる。それを言うなら爆発シーンで主題歌流れるのもなかなかでしたね…。まあどうしてもエヴァを連想してしまうのですが、こっちは脳天気な曲なのが効いてる。

映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』公式サイト

一つの時代の終わり:『呪術廻戦』第26巻

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五条悟と両面宿儺の激闘が一巻を費やしてたっぷりと描かれ、そしてついに決着が着く。この結末の見せ方が実にいい。それまでのハイテンポな戦いの場面から急に挟まれる日常場面とも回想場面ともつかない空間での他愛ないが重い重い会話劇。物語全体の緩急もさることながら、物語の一つの展開点としてこの上ない演出の素晴らしさ。お疲れ様でした。

麻布台ヒルズのリエゾンでワインペアリング付きランチ

麻布台ヒルズのタワーズプラザ3階にあるリエゾンさんに行ってきました。こちら、本店大阪のお店なんですね。

店内は比較的狭めの感じですが、都内だとどこもこんな感じですね。オープンキッチンのカウンターと窓際のテーブル席という構成で、今回は窓際席。この席、広場が一望できてかなり良い席でした。天井が高いので窓も広いのがいいですね。

今回はランチコース+ワインペアリング(4種)で16,375円(サービス料/税込み)。メニューは素材名だけ書いていく感じですね。

一皿目はアペリティフとして「朝鮮薊 じゃが芋」と「雲丹 ヤングコーン」。ヤングコーンと雲丹が意外にも良い取り合わせで美味しい。

二皿目の前菜は「稚鮎 苦瓜」。稚鮎はこういう形になるのは想像できるけど、苦瓜がペースト状というのは予想外で楽しい。旬の稚鮎はやや内臓の苦みがありつつ、ゴーヤの苦みとのマリアージュが楽しい。稚鮎が倒れないように運ぶのが大変そうでした。

三皿目も前菜。「鰹 茄子 茗荷」。これはもうほぼ和食ですね。文句なしに美味しい。茄子は水茄子でこれ自体も旨味があるし、隠し味で柑橘類が和えられているのも嬉しい。

四皿目も前菜。「帆立 バジル」。帆立のジェノベーゼ和え+マッシュポテト。美味しさはもちろん、見せ方が面白い。

五皿目は魚のメインで「伊佐木 花ズッキーニ」。伊佐木はその日の朝に和歌山から届いたお魚だとか。花ズッキーニの花部分には海老しんじょが詰められていて芸が細かい。ソースはあとがけのブイヤベース。

六皿目は肉メイン。「栗豚 万願寺唐辛子」。豚も美味しいし万願寺唐辛子も美味しい。肉が多めなのもいいし、裏に隠れている豆もいい。

メインの合間にパンとバター。バター三種類あってどれも美味しいし無塩というのもこだわりを感じる。惜しむらくはパンのおかわりができるとなお良かった。

デザートが3皿あるのもとても良かったですね。

デザート一皿目の口直しは「茘枝 アロエ」。茘枝はライチ。読めないって笑 上の泡はバニラ風味の泡。かき混ぜて食べる感じ。うつわも印象的でシグネチャー的な雰囲気。

デザート二皿目は「宮崎マンゴー 杏子」。どう転んでも美味しい。特にマンゴーの質が高い。

最後のお茶菓子「アマゾンカカオ」はマカロン仕立て。さっくりしてレベルが高い。

食後のお茶が色々種類選べるのも良かった。

全体的にかなりレベル高いお店でした。かなり最高。同じヒルズ内で三國さんがやってるDining33にも早めに行きたいですね。

リエゾン|麻布台ヒルズ