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【映画レビュー】『スタング』:でかいハチが襲ってくる映画だけど肝心のハチがハチっぽくないぞ!

投稿日:2016年1月5日 更新日:


あの『武器人間』のXYZ FILMSの贈る巨大ハチ映画!

 ハチが襲ってくる映画といってもあまりパッと浮かぶものがないのだけど、この映画は人間サイズのハチがわんさか登場する楽しい作品。まあぶっちゃけハチっぽくないのだけども。

 制作は『ザ・レイド』や『武器人間』[note]2013年。オランダ・アメリカ・チェコ合作。リチャード・ラーフォールド監督、出演:カレル・ローデン他。ソ連の偵察部隊がナチスの秘密実験施設に潜入。そこではキチガイ博士(フランケンシュタインの末裔)が死体と機械を合体させた「武器人間」を作っていた!という内容のファウンド・フッテージもの。モスキートかわいいよモスキート。[/note]などでおなじみのXYZ FILMS。最近だと去年(2015年)公開された『Mr.タスク』[note]2014年。アメリカ。ケビン・スミス監督、ジャスティン・ロング主演。セイウチ人間を作ろうとするオッサン(マイケル・パークス)に捕まったジャスティン・ロングがセイウチに改造される映画。セイウチ人間の哀れ感は異常。[/note]が素晴らしい出来だったが、特徴としてはアサイラムあたりがやりそうなしょーもないネタを小奇麗なビジュアルでそれっぽくやるとこ。『Mr.タスク』はキチガイ博士がセイウチ人間を作る話だし、(ごく一部で)話題を呼んだ『武器人間』もキチガイ博士が武器人間を作るという下らなさMAXのコンセプトだが[note]偶然にもどちらもキチガイ博士が人間と何かを混ぜる話だ。[/note]、本作のポスターも(海外版は)こんなに洒落てる。個人的には「オシャレ・アサイラム」と呼んでいきたい。

 舞台となるのは田園地帯のどまんなかにある歴史ある邸宅。主人公のジョシュア(ジェシカ・クック、社長)とポール(マット・オリアリー)は、ここで開かれる野外パーティーにケータリング業者としてやってくる。事前の情報では「ヤリチンとヤリマンが集う郊外のレイヴパーティーをハチたちが襲う!」というように聞いていたので[note]今思うと完全に思い込みである[/note]、たぶん善良なのだろう片田舎のご老人たちがどんどこ殺されていくのには軽い衝撃を受けた。ちなみに、パーティーにやってきた連中も一曲二癖ありそうな雰囲気なのだけど、開始30分くらいで9割方死ぬので特に気に留めておく必要はない。映画自体が90分しかないので、とにかく展開が早いのだ。残ったのは屋敷のボンボン、その母親の婆さん、南米人の小太りのメイド、切れ者っぽい市長。さて、誰が生き残ることができるのか…。

 はじめにハチがブンブン登場した時、「ぜんぜん違うじゃん!こんなに小さいなんて私聞いてない!」となったのだけど、それは全くの杞憂だった。このハチ(?)はエイリアンよろしく卵を産み付けるタイプで、刺して5分もすると人間大のハチっぽいのが爆誕するのだ!この、「元祖エイリアンって結構紳士的だったんだなあ」、と思うこと必至の巨大ハチ誕生シーンが見どころの一つだろう。ちなみに、最初の小さいサイズのハチも叩き潰すと粘液ドロドロのエイリアンのアレっぽいのだったり、後半ヒロインが大活躍して鬼の形相でハチどもを皆殺しにする場面があったりと、どうしても『エイリアン』シリーズを連想せざるを得ない。

 最後の投げっぱなしエンドもいかにもB級映画という感じで微笑ましい。ちなみにはじめに書いた通り、内容はB級なのだけど、絵作りは妙に綺麗で時々ハッとするような画面があったりするので油断できなかったりもする。大傑作というわけではないけれど、クリーチャーの造形も比較的しっかりしていて観ていて損はない作品(当社比)。

基本情報

スタング  STUNG87 min

監督:ベニ・ディエズ

音楽:アントニオ・ガンベイル/デヴィッド・メンケ

脚本:アダム・アレスティ

撮影:ステファン・ブルヒアルト

出演:マット・オリアリー/ジェシカ・クック/クリフトン・コリンズ・Jr/ランス・ヘンリクセン

公式サイトhttp://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2016

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 ハチ映画の古典らしいのですが、未見。プレミアついてますね。

 こっちの蜂は火を吹きます。。。

 巨大昆虫パニックの名作といえばやっぱコレですね!

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