新文芸坐×アニメスタイルセレクション

【行っただけレポート】新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol.92 吉浦康裕の世界

投稿日:2017年4月30日 更新日:


  2014年5月のvol.55 「第一回吉浦康裕映画祭」以来の吉浦監督特集!今回の目玉は「日本アニメ(ーター)見本市」の3本ですね。どれも傑作。ところで、今回のサブタイ、「第二回吉浦康裕映画祭」じゃないんですね笑 どこか別の機会でやるのかな。

 えー、で、今回なんですけど、行く直前に体調が非常に悪くなってしまいまして…。トーク部分全くメモが取れませんでした…。すみません…。なので、今回は行っただけレポートです。レポートじゃないけど。


トークショー(すみません寝てました…)

 すみません…!体調不良で完全に寝てました…。

上映作品

POWER PLANT No.33  7 min

予告編(ポップアップします)
監督:吉浦康裕
音楽:TOMISIRO
脚本:吉浦康裕


出演:山寺宏一/林原めぐみ
 「日本アニメ(ーター)見本市」から。内容自体は巨大ロボットと怪獣が戦うだけ、なんですけど、見るべきは世界観のデティールの細かさ!これみよがしに昭和っぽいフォントの看板が立ち並ぶ街並み、暑苦しい人々の装い、古臭い携帯電話。そして怪獣から電気を取り出して成立している都市文明。どれも吉浦監督の個性が爆発していて、この短編で終わらせてしまうのはもったいない。空から降りてきた謎の幾何学系ロボットと電気怪獣の戦いもスローモーションで独特ですよねえ。大画面でまた観れるたのが嬉しいですね。

ヒストリー機関  8 min

予告編(ポップアップします)
監督:吉浦康裕
音楽:TOMISIRO
脚本:吉浦康裕


出演:山寺宏一/林原めぐみ
 日本アニメ(ーター)見本市の中ではすげえ尖った作品。アニメじゃないと成立しないという意味ではこの企画にぴったりの作品だったと思います。過去の資料を発掘するポストアポカリプス後の世界という意味では 『ペイル・コクーン』のセルフリメイクといった趣もありますけど、方向性の違いが顕著に出てますね。吉浦監督、こんなくだけたものも作れるんだって。もうちょっと長い尺でも観てみたいけど、一発ネタですしね、コレ笑 でも何回観ても「トロフィーを獲得しました」と「第二期からヨロシク」で絶対笑ってしまうw。

機動警察パトレイバーREBOOT   min

予告編(ポップアップします)
監督:吉浦康裕
音楽:川井憲次
脚本:吉浦康裕/伊藤和典


出演:山寺宏一/林原めぐみ
 お披露目上映会に行って衝動でBlu-ray(7,000円)買ってしまったくらい好きな作品。確かに吉浦監督の味が出ていて、現代風にリファインされてるのにテイストは旧作のまんまという奇跡。特に隊長、一号車のフォワードとバックアップのコンビの3人のキャラクターがまさにパトレイバー。フォワードの男子なんか、野明と遊馬と太田さんを悪魔合体したようなキャラクターで非常に魅力的。このメンツでTVシリーズで観てみたいなあ。劇場でもいいけど。本当の21世紀の東京で活躍する第二小隊を観てみたい!

ペイル・コクーン  23 min

予告編(ポップアップします)
監督:吉浦康裕
音楽:岡田徹
脚本:吉浦康裕


出演:中尾みち雄/川島美菜子/小山裕香/吉浦康裕
 これもまた吉浦監督らしい作品ですよねえ。なかなか劇場で観れる機会も少ないのでありがたい。吉浦作品はポストアポカリプスとディストピア的モティーフが多くていいですね。23分しかないのがウソみたいなまとまりの良さなのに、最後はドーンと飛躍する。いいオチですよね。

イヴの時間 Are you enjoying the time of EVE ?  90 min

予告編(ポップアップします)
監督:吉浦康裕
音楽:岡田徹
脚本:吉浦康裕


出演:福山潤/野島健児/三瓶由布子/田中理恵/佐藤利奈/ゆかな/中尾みち雄/伊藤美紀/清川元夢/沢城みゆき/杉田智和
 前回の吉浦康裕特集の時は劇場版だったんですよね。正直、比較して観ないとどこが変わったかわからないっちゃわからないんですけど…。今観てもそれほど古臭く感じないのはこの手のSF日常ものがあまりまだ無いからでしょうか。でも演出面も吉浦さんっぽいですよね。会話の間合いとか。それにしても、何回観てもマサキとテックスのエピソードには泣かされますね。

アルモニ  25 min

予告編(ポップアップします)
監督:吉浦康裕
音楽:石川智久
脚本:吉浦康裕


出演:松岡禎丞/上田麗奈/沼倉愛美/大地葉/松本健太/岩崎了/古川慎
 一昨年くらいの「アニメミライ」で飛び抜けてよくできていた作品(まあほかも良かったけど)。これまでの作品と違って現代日本の学校を舞台にしているのが面白い。そしてアニメらしからぬ自然な会話。スクールカーストをテーマにした作品ですが、学校内での会話が鮮明に蘇ってくるかのようなリアルさ。非リアだった人にはちょっとつらいような気もしますね。そして、そんな日常の世界から空想の世界へと飛躍する展開がまた沖浦監督っぽい。

サカサマのパテマ  109 min

予告編(ポップアップします)
監督:吉浦康裕
音楽:大島ミチル
脚本:吉浦康裕


出演:藤井ゆきよ/岡本信彦/大畑伸太郎/ふくまつ進紗/加藤将之/安元洋貴/内田真礼/土師孝也
 一発ネタがベースなんだけど、これも世界観のデティールと登場人物の個性の豊かさによって、繰り返し観られる作品になっていると思います。特に、単なる逆転世界ではなくてディストピア的な政治体制が敷かれ、偽りの歴史が教育されているあたりとか、これまでの吉浦作品の要素が凝縮している感じですね。建物のデザインがソ連の社会主義建築っぽい大仰さってのが好きですね。あと中盤のあのネタばらしはさすがに初回は驚きました。2回目以降はさすがに驚きはしませんでしたけど、考察の余地が残されているのは非常に上手いですね。

まとめ

 えー、体調管理、しっかりやるようにします…。100回まであと少し!


イベント概要

イベント名新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol.92 吉浦康裕の世界
日時2017年4月29日22:30 - 4月30日5:20
会場新文芸坐
料金一般:2,600円 前売・会員:2,400円

関連リンク

■新文芸坐 http://www.shin-bungeiza.com/

■Webアニメスタイル http://animestyle.jp/

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