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『劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星』、コアなファン向けだけどそれでもとんでもなく面白いのですごい。
毎年面白いので絶対観ることにしてるんだけど、今年もとてつもなく面白くて驚き。
今までの作品と違うのは、かなりコアな青山剛昌ファン向けだという点。コナンシリーズだけ追っかけてても見たことないキャラがバンバン出てくる。具体的に言うと、今回はメインキャラの一人が怪盗キッドということもあって『まじっく快斗』ネタが多いんですよね。自分も『まじっく快斗』は未履修だったので知らんキャラが結構出てたんですが、過去の映画、例えば「天空の難破船」あたりは観ていたのであまり違和感はなかったかな。中森警部あたりはもはやレギュラーキャラという感じですし。でも青子が出てきたのには驚いた。コナンでは初登場では?キッドが中森警部を気遣うくだりも「快斗」読んでないとわからないんじゃないかな。それと最後の最後に出てきた「来年の映画」で主役貼りそうなあの人とか。
「劇場版コナン」といえばイカれたアクションも見どころですが、今回もすごかった。函館市内でのヤクザとのカーチェイスは序の口で、やはり盛り上がるのはクライマックスのロープウェーと複葉機の場面。色々映画は見てきたつもりだけど、小さい飛行機の上でチャンバラやる映画はなかなか無いよ(しかも操縦手不在)。マジでイカれてて爆笑してしまった。爆弾の爆発の威力もおかしいし…。
そういえば初日に観たこともあって、劇場の盛り上がり方も異常でしたね。最後に「あの人」が出てきて劇場が明るくなるわけなんですが、拍手が鳴り止まず、観客の興奮っぷりが凄まじかった。この一体感というか劇場ならではの高揚感を感じ取れたのも体験として素晴らしかったですね。
「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」展@板橋区立美術館
最近の板橋区立美術館、毎回いい展示するんですよね。西高島平、正直周りなにもないのでここ意外来るところないのがキツいんですが展示がいいので来てしまう…。
今回は「日本のシュルレアリスム」と題されたシンプルでかつ濃ゆい展示。シュルレアリスムの潮流を受けた戦前から戦後にかけての日本の作家たちがどのように受容し、自分たちの芸術に反映させていったかが丁寧に辿られていて実に見ごたえがある展覧会でした。知らない作家もかなり多く、解像度が一段上がった感があります。
『僕のヒーローアカデミア』40巻、ようやく終わりが見えてきた。
最終局面に入ってから延々と続いているヒロアカもようやく終わりが見えてきた感じがする。決して間延びしたダラダラした展開ではなくてクライマックスがずっと続いているような感じではあるのだけれど、さすがに結構疲れてくる感じがある。このあたりは劇中のヒーローたちの終わりなき激闘とシンクロしているようなところもあって嫌いではない。
この40巻では終わりの見えなかったこの戦いにようやく一つのピリオドがついたというのが大きなポイント。しかもここで活躍するのが主人公であるデクではなく、裏主人公とでもいうべきかっちゃんであるのがいい。「これは俺たちの物語だ!!!」は熱すぎる。「俺の」ではなくて「俺たちの」であるのがポイントですね。もちろん、表紙に描かれたオールマイトの戦いも素晴らしい。しかし、絶対このへんで死ぬと思ってたんだけど、さすがに平和の象徴なだけあってしぶといなあ。
とにかく「熱さ」という意味では今最も熱い漫画の一つであるのは間違いない。これ終わっちゃったら絶対ロスになるよな。
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