はじめに
今回は「編集会議」というサブタイトルなんですが、第2部のQ&Aコーナーが熱かった!前回の続きのような感じでしたね。
前回の「第95回アニメスタイルイベント 原口正宏アニメ講義vol.4 データ原口とアニメのデータ」のまとめはこちらになります。
リンク今回もメモしきれなかった面白い話がたくさんあるので、有志の方がまとめてくださったTogetterのまとめの方も読んでみてください!
リンクアニメ講義
!notice!
トークの内容につきましては、その場で速記してまとめています。事実誤認、不適当な記述などございましたらご連絡ください。対応させていただきます。
登壇者
原口正宏さん(アニメーション研究者。通称、データ原口。以下「原」)
小黒祐一郎さん(アニメスタイル編集長、司会。以下「小」))
第一部
「50年史」はこんな構成!(予定)
小 今日は編集会議です!今回はガチで編集会議します!
元々はウェブアニメスタイルの連載1を本にしたい、ということで始まったわけですけれども、本来の予定だともう原稿は上がっていて、6月のイベントでは出版できるはずだったんですが…。
原 TVアニメの教科書としては基本的な情報は足りてるんだけど、可能ならば太字の項目に対して一行注釈のようなものを付けたいんですよね。「25年史」2のあとに『ポケットデータノート2000』3を作ったんだけど、何曜日の何時からやってたのかという情報を載せたくて。そうすると、日本人の総アニメ制作エネルギーみたいなものが出せるんです。これは前から出したいと思っていたんですよね。ちょっとマイナーなタイトルに関してはその説明をつけるとか、(放送)枠の説明であるとか、そういったことは付けたいと思っていたんです。2行くらいで。
小 スタッフの生年月日も入れたいんですよね?
原 歴史の教科書っぽくないですか?あ、この人は日本のアニメ史で重要な人なんだな、ってことがわかるという。
小 で、そのデータはこれから集めるんですよね?
原 いや、データ自体はあるんだけど、一度ちゃんとデバッグというか確かめておきたいところがあって…。
小 原口さんはゴールデン・ウィークをかけて、この25年間の放送データを洗うそうですよ!理想としてはイベントの入り口でみんなが本を買って、それを見ながら原口さんが講義すると…。
原 もうすぐそうなるんだよね?
小 最短で8月ですね…。原口さんが色々注文出すんだもん。
原 これで何ページくらいなの?
小 160ページくらいですね。縮むと思うけど。もっと増えてもいいですよ。原稿が上がれば。コラムは何を書くんですか?
原 基本的にはその年のことを書くんだけど、その年だけにとどまらないとか、後々まで大きな影響を与える事象、あるいはジャンルものの系譜みたいなものを書こうと思ってたんですけど、小黒くんから出崎統さんとか影響力の強いクリエイターを書いたほうがいいんじゃないか、という意見が出まして、ああ、そうだなあと。
出崎さんは虫プロ出身で、長浜さん4は人形劇出身。長浜さんは『巨人の星』5を支えた人で、外連味や舞台性を感じさせる演出が特徴的な人ですね。アニメーションの中に主観的な空間を作り出せる人です。出崎・長浜は『ベルサイユのばら』6で前半後半をやっています。長浜さんは急逝してしまったので、知る世代が少ないんですよね。
芹川有吾さん7に関して言うと、作画主導から演出主導になった分岐点において重要な役割を担った人で、実写畑でやっていたことを積極的に導入したりしていて、『わんぱく王子の大蛇退治』8はその境目にあたる作品です。アニメーター主導の場面がありつつも、演出(監督)9がアニメーターに指示するという場面もあったりして。その時に、助監督だったのが高畑勲で『太陽の王子ホルスの大冒険』10につながっていく。
小 他にコラムで書きたいことはあります?序盤はスタジオの話が多いですけど、後半はあまりないですよね。ゴンゾ11の話を増やしませんか?
原 プロダクション・アイジー12とゴンゾとで違う視点で書かなきゃいけないんだけど、ゴンゾといえばCGで、分岐点は『青の6号』13だと思うんだけど、そのあたり書きたいですね。
小 当然なんだけど、この本はOVAの視点が薄いんですよね。
原 その辺を補完する記事を書きたいですね。周辺事項になるんだけど、OVAとか同時期に起きている状況に触れたいですね。グループ・タック14とかそのあたりをどう処理するかって問題でもありますね。
小 タックについては業績として付け加えればいいんじゃない?
原 グループ・タックは80年台に『銀河鉄道の夜』15を作ったのが大英断だったんだけど、その一方でマッドハウスとも違う、絵本の味をはっきり出さないといけない日の当たらない作品も手がけていて、一方に杉井ギサブローがいて、もう一方に○○さん9がいるという形ですね。
小 トライアングルスタッフ16はあの時代に徹底してクオリティ主義でものすごいクオリティの作品を食ってたんだけど、どうやって回収するんだろう、って思ってて…。
原 だから潰れたんじゃないのかな?トラスタが90年台にやったことが4℃17とかに流れていっているというのはありますね。
小 次回のイベントまでにはコラムに何か書くのかは決まってるんですよね?
原 決まってないとまずいですよねえ。今なら好きな項目が入れられるかも。
小 書いて欲しいことがあったら原口さんにメールしてみましょう!
この本で、1963年からの全てのTVアニメの本数がわかるわけですね?
原 それを目指してます。「25年史」の段階でも入れ忘れたり、不明だったりしたものが何本かあって、それからアニメ性の高いドキュメンタリー番組とかあったりして…。
小 結局、最初のアニメ番組ってのはなんなんでしたっけ?
原 この前もここでやりましたけど、『もぐらのアバンチュール』の前に『漫画ニュース』というのものがあって、これがアニメだろうという可能性が高まっているんですよね。『鉄腕アトム』が最初じゃないというのはもう常識だけど、その前に何本あるんだよ!っていう世界です。
小 この本の定価はAmazonとかで売る場合は2,200円、このイベントで売る場合は2,000円です!どうやって売るかは、原口さんの原稿が固まってから決めたいと思います!次回からこのイベントの上がりも全部印刷費につぎ込みます!マジです!で、もしお金が集まらなかったら、イベントの出口で一口10,000円の出資を募って、巻末に協力者で名前を載せる…そして…データ原口があなたの名前をデータ化する!…というのを考えてます9。
この本が最終版であるとは考えてなくて、例えば、『Air』18の頃なんて京アニの価値がわかってなかったというのがありますけど、そういった意味で、どんどん版を重ねるうちに濃くなっていく、そういう本を目指しています。
第二部
質問コーナー
Q 20年間のアニメージュのスタッフデータの編集で見えてきたものは?
小 これは人生訓のようなものが求められてると思いますよ。
原 目の前で録画ミスが起きたりするわけですけど、あまりにも完璧主義を貫こうとすると死ぬしか無い!という事態になるんですね。「録画ミスが起きてもいいや」くらいのゆとりをもたないとダメなんだ、というのは感じましたね。あと、全部を平等に扱いたいというのがあるわけですけど、出来不出来というのは簡単に語られるわけなんですが、そういうのは観る側の経験値によるものというのがあるのではないか、というのがあって、アニメの出来不出来というのを短いスパンで判断しないほうが良い。10年たったらいい味に思えることもある。せっかくアニメファンなんだから、それがいいと思えるアンテナが多いほうがいいと自分では思ってます。
Q 業界タブーなどはありますか?
原 ある片方に偏って判断するという方法には強い抵抗感があって、そういったことに対して平等であったり多角的であったり、自由にできないことがあったら、「戦う」と思います。その代わり、特定のスタッフとか作り手が傷つくというのもおかしなことなので、そこは気をつけますね。
Q 『GUN道-MUSASHI-』19のタイトルと内容について。
原 作られる段階からあの結果は見えてました。いい悪いとかじゃなくて、あのスタジオ20が担当するという段階であの絵になるというのは分かっていたし、モンキー・パンチ原作のアニメであの作風を出すことが出来た作品て実はほとんどない。日本の普通のセルアニメの制作体制の中であのテイストを出すのはすごくつらいんです。お話はわりとしっかりしてるんだよね。『ガンドレス』21とおなじ匂いがするけど、DVDで全く修正しないで出してくれたのは本当にありがたい!
小 青木悠三さん9の「アリス」22はモンキー・パンチさんのテイストを上手く再現出来てましたね。話はわかりづらいですが(笑)
原 質問がよくわからなかったんですけど、『GUN道-MUSASHI-』って出てるからですよね?どうして『MUSASHI-GUN道-』じゃないのか、っていうのはたぶんDVDのパッケージがそうだからだよね。次回予告で言っていたら考えなおしたんですが、全話観て言ってないので…。
Q 月村了衛先生がブログ上で『NOIR』23の正式名称は「カタカナ四文字」と仰っていますが24、これはリスト制作委員会の規定に抵触しませんか?
A 原 当時、ご本人からも言われたんですよ。「カタカナの「ノワール」が正式名称だよ!」って。ただ、画面上で明らかにカタカナのほうが控えめなんですよ。リスト制作委員会の対応としては、画面に出てないものは絶対拾わない、でこの場合は、メインタイトルをどこから取るかという問題だったんです。
Q 『はじめ人間ギャートルズ』25の冷たい効果音のような変わった効果音がありましたら…。
小 冷たい効果音ってのがよくわかりませんが…。
原 高松信司監督26が「こち亀」27で制作サイドに色々いじられる話がありましたね。効果音が入ったり入らなかったり…。こういうのってチャック・ジョーンズ28でもあったんですけど、メタフィクション的なやつですね。杉井ギサブローさんによる『千夜一夜物語』29の濡れ場のシーンだったりとか。
小 効果音ギャグといえば庵野さんですよね。「ナディア」30の中でプラズマが出るとこで「プラズマー」って効果音を付けたりとか。でも、質問した人が言ってるのはギャグ的なやつじゃなくて表現的なやつですよね(笑)
Q 大山のぶ代時代の『ドラえもん』31の通し話数のカウント方法について。
原 シンエイ動画9は通し話数をふっていなくて、放送回数という形で、新作旧作混じってても30分で一回というカウントなんです。で、シンエイ動画ではどうやって管理していたかというと、「コンテNo」という形でふっていて、制作NoとコンテNoがほぼ対応してるんです。帯番組時代の後に金曜日の週一放送になったとき、最初の時は帯番組時代のものをBパートで流していて、新作をAパートに流していて、放送形態は変わったけれども、一つのシリーズとして管理していて、No.618からは新作から通しナンバーをふっていきました。「大晦日だよドラえもん」は再放送なんですけど、「お正月だよドラえもん」は特別な話が多くてしかも金曜日じゃなかった。金曜日じゃないのは通しNoから外してます。『ドラえもん』の場合は同じ原作を何回もアニメ化していて、サブタイトルだけ見るとわけがわからないので、通し番号をふっています。
Q 前々回のイベントはどこかに収録されるのでしょうか?
小 収録されません!
原 論文としてまとめたいとは考えています。
Q 『UFO戦士ダイアポロンII アクションシリーズ』32について。
A 原 こちらが、「25年史」を作る時にエイケン33でコピーさせてもらった資料です。『UFO戦士ダイアポロン』はTVアニメ史に残る珍事で、TBSで放送が終わったらなぜかテレビ東京に放送枠が移ったんですね。おもちゃ会社のブルマァク9は継続したかったんだけど、TBSが拒否したらしくて…。第1期は大団円で終わってるんですが、第2期は11話に一部6話を差し替えて新作もどきとして始まったんですね。前後のストーリーに影響を与えない形でパッチワークにして放送してたんだけど、途中で息切れして単なる再放送になっちゃう。タイトルを言わないといけないからその部分はアフレコ再録ですね。19話、20話は一応差し替えてるんだけど、21話(最終話)はサブタイトルは違うんだけど、内容は全く同じなのね。巡り巡って同じ結末になるという(笑)
Q リスト制作委員会のデータフォーマット方式は?
原 DOS時代に作った古いプログラムを改良しつつ使っています。入力方法としては提供、サブタイ、脚本という風に順番に入力します。氏名はよみがなから候補が出る方式です。
Q どこまでデータを収集してますか?
原 ネットアニメは奥が深すぎるんですが、企業や個人ベースでも商品化される商業ベースの作品を抑えています。ネットでは初出がこれだけど、商品化はこれ、という風に併記してます。ソフト化を一つの目安としてます。ミュージックビデオは発売されたものは見ていますが、番組の中でちょっと出ただけのものとかもありますね。宗教アニメ、宣伝アニメ、これは当然ですね。
Q ピクチャーアニメや紙芝居アニメについて原口さんの基準は?
原 どこがアニメかということを一生懸命見ています。一瞬でも動いていれば「あ、アニメだった!」ということで。ピクチャーアニメはアニメじゃないと言っておきながらアニメになってることがありますね。
Q 一つのシリーズの中でアニメじゃないものとアニメが混在した場合はどう処理してますか?
原 実写のシリーズの中で一回だけアニメがあるという場合は拾いますね。その回だけ。
Q 「波動のリオル」34を一作品としてカウントしてないのは?
原 「ダイヤモンド・パール」35の話だからです。放送中の特番はシリーズの中で数えますが、終了後の特番は新シリーズとして一作品としてカウントしてます。
Q 「ハガレン」36の1期と2期は?
原 1期でも「Fullmetal Alchemist」は出てるんだけど、直訳だと思って入れなかったんです。2期は制作サイドから強く言われたのもあって。それと、予告編でどう言っているか、を基準にしました。
Q アニメのクレジットとそれ以外を見ている時間とどっちが長いですか?
原 クレジットの入力には時間が掛かるからクレジットのほうが多いような気がしますけど、どうしても本編を見ちゃう時もありますね。『SHIROBAKO』37は先が気になるなあ、とか。Eテレを流しっぱなしにするのが至福の時間なので、なにをするときも流してます。見逃すのが怖いですし。
第三部
『鉄腕アトム』のテーマソングはいつ付いたのか?
原 『鉄腕アトム』のOPは最初期は歌が入ってなかったんです。輸出した時、向こうで勝手に主題歌を入れてたのを見て、主題歌が入ってる方がいいと気づいて入れたんですね。時期的には(年の)9月あたりで30話くらいでしょうか。しかし、どうしても最初の映像に曲を載せたものが見つからないんです。映像の尺が少し足りないという疑問があったんですが、被せてるインストが違っているということに気づきまして…。EDも映像に同じインストを被せてるのだけど、微妙にOPと違う。そしてすごく変な形で映像のほうが余ります。当時の解釈としては、この部分には提供などが入るのだろうと思ってたんですね。で、当時の素材としては「世界旅行編」9のOPがあってこれは映像ネガと音声ネガがセットになっています。
タキザワオサムさん9という方がいらっしゃるんですが、彼が1,2才の時に『鉄腕アトム』が放送中で、その時に彼のお父さんが『鉄腕アトム』をオープンリールで録音していまして、かなり状態のいい本放送音源が残っています。それで、このOPのインストが違っていて、さらに歌が入っていないんです。(第71話「地球最後の日」の音声放送)
次が今日一番のハイライトで、全くの偶然で72話(「宇宙の漂流7日間」)からEDに歌がついたことがタキザワさんのお父さんの録音でわかりました。実は、先に歌がついたのはEDの方だったんですね。ファン向けの広告で「歌がつきました」というのを僕らはOPだと思い込んでいたけど、実はEDの方だったと。(第78話「50万年後の世界」の終わりの部分)
次にOPが初めて付いた話を流します、「ドクター脳」ですね。(第79話「ドクター脳」音声最初と最後)
小 これで音のほうがだいたいわかったわけですね。
原 そうですね。どこで切り替わったのかがはっきりしました。
まとめ
あいかわらず今回も濃い講義でしたが、特に第2部のQ&Aコーナーで個別の具体的なタイトルに関して、リスト制作委員会としての見解が聞けたのが良かったです。「GUN道」の話とか際どいところをついてきますね…。データフォーマットの話も出ましたけど、個人的にはどういうデータベースシステムを使っているのかが気になります。第3部の『鉄腕アトム』の話も、記録が残っていない部分をどうやって補完していくかという点で興味深いエピソードですね。
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関連リンク
■Webアニメスタイル http://animestyle.jp/
■TVアニメ50年史のための情報整理|Webアニメスタイル http://animestyle.jp/special/tv-anime50th/
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- TVアニメ50年史のための情報整理 | WEBアニメスタイル
- 1988年、徳間書店。Amazonでは売ってないのでヤフオクで探そう!
- 2000年、徳間書店。『ポケットデータノート2000』:Amazon
- 長浜忠夫(ながはま・ただお)[1932年9月26日 – 1980年11月4日]。人形劇団ひとみ座で『ひょっこりひょうたん島』(1964-69年)や『伊賀の影丸』(1963-64年)で演出を担当。ひとみ座同期の藤岡豊が東京ムービーを設立した際に、Aプロダクションに入社。『巨人の星』(1968-71年)で一世を風靡した他、サンライズでは『勇者ライディーン』(1975-76年)、『超電磁ロボ コン・バトラーV』(1976-77年)などで活躍。
- (1968-71年)。長浜さんは演出を担当。
- 1979-80年。長浜さんは前半13話まで監督を努め、出崎さんは19話以降をチーフディレクターという形で担当。
- 芹川有吾(せりかわゆうご)[1931年6月20日-2000年10月4日]。新東宝に入社するが、『白蛇伝』に衝撃を受け東映に入社(1959年)。初監督の『わんぱく王子の大蛇退治』(1963年)では新東宝的な本格的演出手法を導入したことで好評を博す。2000年没。
- 1963年、芹川有吾演出(監督)。東映長編の第6作。動画枚数25万枚の大作。芹川有吾さんの初監督作品。
- 東映動画では今で言う監督のことを「演出」と称した。
- 1968年、高畑勲監督。ヒロインがメンヘラで悪役が可哀想な傑作。後のハイジに繋がる生活描写とかアニメ史上ほぼ初の魚眼レンズとか見所たくさん。
- 株式会社ゴンゾ。初期のCGアニメといえばこの会社。個人的には『LAST EXILE』とか『サムライ7』あたりが好きですね。
- 株式会社プロダクション・アイジー。Production I.Gだと思ってたら正式名称はカタカナなんですね…。タツノコから出てきた会社。
- 1998年、前田真宏監督。村田蓮爾さんのキャラデザが素敵な名作。OVAでは世界初のフルデジタルアニメ。いま観ても名作ですねー。
- 株式会社グループ・タック。1968-2010年。元は虫プロ系の音響制作会社で、『まんが日本昔ばなし』を機に元請け制作会社に転身。創業者が杉井ギサブローさん。
- 1985年、杉井ギサブロー監督。ますむらひろしさん原案の例の猫のやつですね。すごく静かな傑作ですね。
- 有限会社トライアングルスタッフ。1990年台後半-2000年。マッドハウスのプロデューサーだった浅利義美さんが創業。1998年の『serial experiments lain』が有名ですかね…。
- 株式会社スタジオよんどしい。1986年-。日本アニメーション出身の名プロデューサー・田中栄子さんやアニメーターの森本晃司さんらが設立。劇場アニメとCM、MVが中心の会社。『鉄コン筋クリート』とか『MIND GAME』とか名作多数。
- 2005年、石原立也監督。
- 2006年、木下ゆうき監督。色々と伝説的な作品。未だに国内で全話観られるDVDがDVDが発売されていない…。
- ACCプロダクション(株式会社エーシーシープロダクション製作スタジオ)。1979-2007年。東映アニメーションの撮影がメインだが制作も行っていた。『ガンドレス』の撮影もこの会社…。
- 1999年、谷田部勝義監督。未完成で上映されたレジェンダリーな作品。
- 『アリス ~モンキー・パンチの世界~』。1991年、青木悠三監督。
- 2001年、真下耕一監督。
- 近況、雑記 – 月村了衛の月録(2015-04-04)
- 1974-75年。
- 高松 信司(たかまつ・しんじ)[1961年12月3日-]。日本サンライズからスタジオぎゃろっぷへ。サンライズではマイトガイン、ジェイデッカー、ゴルドランの監督を務める。スタジオぎゃろっぷの「こち亀」では第3代の監督。
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。1996-2004年。やすみ哲夫、三沢伸、高松信司、高本宣弘、鴫野彰監督。
- チャールズ・マーティン・‘チャック’・ジョーンズ(Charles Martin “Chuck” Jones)[1912年9月21日-2002年2月22日]。アメリカのアニメーター、映画監督。初期のワーナー古典短編アニメを手掛ける。ワーナー退社後は『新トムとジェリー』など。
- 1969年、山本暎一監督。制作は虫プロで、製作総指揮は手塚治虫先生。「アニメラマ」の第一作目。杉井さんは原画で参加している。
- 『ふしぎの海のナディア』。1990-91年、庵野秀明総監督。
- 1979年から2005年までのいわゆる「第2作第1期」シリーズ。シンエイ動画制作。
- 1976年10月7日-1977年2月24日。下で書かれているように再放送なんだか再編集版なんだかよくわからない。雁屋哲が原作の一人だったりする。
- 株式会社エイケン。1969年-。TVアニメ黎明期の『仙人部落』(1963-64年)と『鉄人28号』(1963-)を手がけ、今に至るまで存続しているすごい会社。『サザエさん』も1969年から放送中。
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』の第71話と第72話「ポケモンレンジャー!波動のリオル!!」(前後編)。
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』。2006-10年、湯山邦彦監督。シリーズ第3作目。
- 2003-04年の『鋼の錬金術師』と2009-10年の『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』。
- 2014-15年、水島努監督。
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