今年の課題図書「村上春樹」
今年は月ごとに課題図書を設定して読んでいくスタイルにしました。2月の課題図書は「村上春樹」。とりあえず10冊(10作品)読みました。
- 『風の歌を聴け』:デビュー作。さすがに荒削りな感じはするけど、雰囲気としてはすでに完成されているのがすごい。
- 『1973年のピンボール』:なんだかあまり印象がないな…。双子のキャラが良い。あと後半でピンボールに焦点があてられるあたりからだいぶ面白い。
- 『羊をめぐる冒険』:かなり好き。冒険が始まるまでが長いが、その溜めの部分も良い。下巻の冒険がやはり面白い。話が入れ子になってるあたりとかホテルが重要な場所として現れるあたり、ウェス・アンダーソン(特に『グランド・ブダペスト・ホテル』)を連想する。
- 『ダンス・ダンス・ダンス』:鼠のあと何やるのかと思ったけど、長い葬式の話だった。出てくる人物がどれも魅力的。特に主人公とユキとの関係が面白い。爽やかな読後感。
- 『ノルウェイの森』:今思うとクリスマスに恋人と二人でこれの映画を観たのはだいぶミスったな、という感じ。先に読んでおけばなあ。それはそうと陰鬱ではあるがこれもかなり好きな作品。主人公と直子が度々散歩する場面が良い。
- 『ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編』:これもウェス・アンダーソンっぽいよね。話の話もそうだし、全体的な雰囲気も。間宮中尉の長い話がいい。
- 『ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編』:井戸の底で過ごすくだりがすごく良い。きれいな井戸であれば自分もやってみたい。
- 『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』:様々な要素が入り乱れており、一発で理解できたとは思えないけど『海辺のカフカ』につながる話ですね。
- 『海辺のカフカ』:後期の作品だけあってだいぶ趣が違う。これもかなり好き。二人の主人公が四国に流れ着いていくというのが面白いし、かといって二人が会うわけでもない。ナカタさんと星野くんのコンビが良い。
- 『アフターダーク』:一晩で話が終わるミニマムな話なのだけど、その中身は濃厚。一見こじんまりとしているけど、これが一番好きかも知れない。夜のファミレスで過ごしたくなる小説。「ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」。
すごく変なマンガ
話題になっていた鈴木りつの『ストーンフラワー』。これはすごく変なマンガですね。京都が舞台で街の外に出れない、というのはいかにもな設定なのだけど、外部から見ると京都は200年前から侵入不可能な黒い霧に覆われていて、その京都の外の世界は恐竜から進化した人類が支配していて、主人公は不老不死のつよつよメイドで…というへんてこな要素が爆盛りになっているのにすっきり系の絵柄で読みやすいという。設定だけでも面白いし、話もどっちに転がっていくのが全くわからないというのがすごくいい。基本的なストーリーラインはガール・ミーツ・ガールで、そこに外からの恐竜人間がやってきてこれからわちゃわちゃやっていくみたいですね。今後もかなり期待してます。
コメントを残す