女子高生が世界を救うアニメ映画、微妙なのが多いという偏見がある
原作がめちゃくちゃ評判いいので『この本を盗む者は』を観たんですが、うーーーーーん、刺さりませんでしたね…。別にクオリティが低いというわけじゃないんですが、「またこのパターンか…」という感じでやや食傷気味。女子高生(17歳前後の女性)が主人公なのもそっちのほうが売れるというのは当然わかるし、いい作品もたくさんあるのでまあいいんですが、個人的に気になるのは「世界を救う」という展開の方なんですよね。この流れって新海誠以後の話なのかな、となんとなく思うんですが、なんか盛り上げないといけないよね、からのなんとなくアクションシーンがもう飽き飽きしています。飽き飽きするほど観てるのかよ、と言われると例があまり出てこないんですが、最近だと『好きでも嫌いなあまのじゃく』とかちょっと違うかも知れないけど『不思議の国でアリスと Dive in Wonderland』とか? うーん、自分で言ったわりにはパッと例がでてこないのは良くないな。今度調べます。
正直、中盤退屈になってややうとうとしてしまいました。「一族以外のものが本を手に取ると世界を変容させる魔法が起動する」という呪い・ブックカースの設定はだいぶ面白かったのですが…。あ、あとでかい犬(狐だっけ?)はかわいいです。
ペンギンがかわいい…だけじゃない映画
ペンギンクラスタを中心に話題になっていた『ペンギン・レッスン』を観ました。1970年代のアルゼンチンを舞台に、平凡な英語教師が助けたペンギンと一緒に暮らし始めるというファンタジックな設定ながら、なんと実話ベース。これどこからどこまでがCGなのか全くわからなかったのですが、とにかくペンギンのサルバトールが異常にかわいい。まあペンギンなのでかわいくて当然ではあるのですが、思いの外賢くて主人公トムの言うこともちゃんと聞くというあたりがいいですね。どこまで実話なのかはわかりませんが…。高校の教員寮でこっそり飼ってるんですが、どんどん周りの人にバレていってしまうのも楽しい。
そしてこの映画のすごいところはペンギンがかわいいだけに終わっていないという点ですね。時代設定は1976年なのですが、アルゼンチンの軍事政権によって行われた弾圧、いわゆる「汚い戦争」が背景として描かれています。3万人もの人が政権によって殺されたり行方不明となっていますが、物語中でもトムの親しい人が白昼に突然誘拐されるという事件が起こります。「自由」がこの映画の主軸の一つとなっていて、ペンギンのサルバトールと軍事政権下のアルゼンチン国民がアナロジー的に語られていく脚本が見事(それだけに最後の場面はややご都合主義的な印象を受けました)。
最後で逆転
『Weapons ウェポンズ』、終盤まではわりと予想通りのことしか起こらず、正直評判倒れかなと思ってたんですが、最後の最後で逆転して大傑作。というかあれはなんか脆弱性的な感じがして面白かったです。全編かなりスプラッターですが、特に嫌だったのはゲイカップルの校長先生(ベネディクト・ウォン)とそのパートナーのあたりですね…。いい人だったのに…。最後の自業自得のシーンもだいぶグロいし、子どもたちがやっているのが嫌すぎる。面白いか面白くないかで言うと、みんなで配信で観るのが一番楽しそう、という感じの映画でした。
90年代香港×僵尸×異能力者!
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『香港ネクロポリス』、これはめちゃくちゃ面白いですね。返還直前1997年香港でキョンシーになった女刑事と謎の道士がそれぞれ異なる能力をもったマフィアのキョンシーを狩っていくという、こんなん絶対面白いでしょ。90年代香港の雰囲気が最高で、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のファンにも刺さりそう。主人公の女刑事・フーがまた魅力的で、自分の怪我を顧みずに突っ込んでいく猪突猛進タイプなのでキョンシー化するともう無敵ですね。自分の目玉をえぐり出して敵の車に置きっぱなしにしてスパイするとか、なかなかとんでもない発想が出てきて大変楽しい。近いキャラとしては、あれですね、パトレイバーの泉野明。キョンシーたちは超強い再生能力に加えてそれぞれ固有の能力を持っているというもいいですねー。色々盛り過ぎだけど、テンポもいいし、マンガが上手い!これは続刊も期待です。
いつもの阪元監督の味だけどなんだか新鮮
『ベイビーわるきゅーれ』でおなじみの阪元裕吾監督が原作をやっている『上京コロシヤ娘』、ベビわるの漫画版みたいな感じなのかな?と思ってたんだけど、ノリと世界観は同じで割と別路線になっているのが面白い。タイトルそのままで田舎から上京してきた殺し屋の女の子が東京で暮らし始める話。「ベビわる」と違うのは主人公があまりお金持っていない点ですかね。無一文で上京って割とあるあるだと思うんですが、それを殺し屋バージョンでやってるのが面白い。なけなしの貯金は殺し屋協会に払う登録料を払ったり、殺し屋用に部屋をカスタマイズしたりして飛んでいったりするわけですね。特に殺し屋用の部屋カスタマイズの話がだいぶ面白かったですね。殺しの話よりもそういった脇の話が面白いのも阪元監督っぽい。あと今回はペアじゃなくてソロでやってるののも新鮮ですね。どっかで相棒が出てくるような雰囲気はありますが。それはそうと殺し屋協会出てくるし、ベビわると世界観共通なのかな。
年越し

今年も新宿のエジンバラで年を越しました。これで4年連続かな。年中無休24時間営業だから別にいつでもオールできるんだけど、やっぱり大晦日は特別な感じがしますね。とはいえ、客層というか店内の雰囲気はいつもと変わらないのもいい。去年と同じようにポテトグラタンを食べました。
今年は比較的高い階の新居に移ったのでせっかくなので初日の出を見ようと思い、早めに退店。で、山手線は当然動いてるんですが、まさかの東上線が動いていない…!巣鴨に住んでいたので感覚がおかしくなってましたね…。元旦から1時間歩いて帰りました。途中で初詣の列などを見れて、これはこれで面白い体験。来年からは朝までいることにしようかな。

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