『救国のスネジンカ』を一発トゥルーエンド
『溶鉄のマルフーシャ』をクリアしたので続編の『救国のスネジンカ』をプレイしていました。まさかの一発トゥルーエンド。50日目あたりで一回リトライ入っちゃったのでダメかと思ったんですが、今回は条件がゆるくなっているのか、普通にいけましたね。ポイントとしては前作と同様、最初の10日目くらいを初期装備のハンドガンで凌ぐ、といったあたりでしょうか。このへんの細かな節約が後半で効いてきます。基本的にはシステム等は前作と同じ感じなんですが、武器の種類が増えていたり、成長限界の概念が取り入れられていたりといった点で遊び方が広がったような気がします。仲間も前作同様個性が強くていいキャラが多いですね。やはりダチカが人気になる気がします。仲間になると馬鹿みたいに強いし。
ストーリーも前作の続編という位置づけなので、念の為プレイしていて本当に良かった。没入感が全く違うと思います。しかしトゥルーエンド…。「グッドエンド」ではないところがポイントですね。お姉ちゃん強すぎ。
トゥルーエンドまでのプレイ時間は1時間30分程度でした(が、このあとチャレンジモードにハマると沼)。
『MIU404』観了
『アンナチュラル』に続いて星野源×綾野剛の本作を。個人的には『アンナチュラル』の方が好みだったんですが、本作は本作でオリンピック前夜を舞台にしているのもそうですが、より社会性に富んだテーマが扱われているように感じました。特に印象に残っているのは、技能実習生の問題が扱われている第5話「夢の島」、ややごちゃついているけど、トランクルームに暮らす犯罪者たちと猫を描いた第7話「現在地」。そして社会派的な視点からはやや外れるけれど、ベテラン小日向文世の演技が光る濃密な人間ドラマが描かれる第8話「君の笑顔」。特に第8話はトラウマ回ですね…。そのあと誰も救われないというのも残酷でいいのですが。
主演の星野源と綾野剛が素晴らしいのはもちろんなのですが、個人的にグッと来たのが陣馬さんと九重くんのコンビ。ありがちな組み合わせな感じもするんだけど、酒を飲むと博多弁になる九重くんのギャップとか、両家顔合わせ会の陣馬さんのくだりとか、すごく良い。この二人は最後の最後でも良い役どころだったし、上手いですよね。そしてキャリアの九重くんが安易に現場に残るという判断をしないのも良かった。上に行くことで兵隊を救うことができることもある、というのは『ラストマイル』にも繋がっていく考え方で、このあたりの一筋縄ではいかない感じもかなりいい。
黒幕は菅田将暉なわけですが、彼も実にいいキャラでしたね。これもありがちなキャラクターかと思わせておいて最後にはかなり深いところまで潜っていく。謎が謎のまま終わるというのも野木亜紀子脚本の一つの特徴である気がします。
今観ると割と面白い
U-NEXTに加入したので、今週は『月面兎兵器ミーナ』を観ていました。15年ぶりくらいかな。『電車男』のOPのアレがテレビシリーズ化したやつです。キャラ原案がOKAMAさんなのでかなり好み。特にEDがいいですね。EDテーマの「ビューティフル・ストーリー」も名曲。今観ると若干古いなあと思うシーン(無意味な乳揺れとか)はあるものの、普通に面白い。今観ると後半の黒幕である師走ミーナのあたりが楽しい。金持ちなのに小物感のあるところとか。大月さんもギャップがいいですよね。ギャップというレベルではない気はするものの。
U-NEXTの方は未放送話も配信されているので、ex1「麗しのハルミナ」とex2「秋山ミーナ伝説」を初めて観たんですが、特に「秋山ミーナ伝説」はかなりぶっ飛んでて面白い。巨大ロボの変形のくだりのダイバスターっぽさとか、時代を感じますね。作画も地味にいい。
『犯罪都市』をまとめて観る
今週末のシリーズ第4弾、『犯罪都市 Punishment』に向けて過去作を一気見。実は未見でした。新文芸坐さんが企画してくれたので助かりました。
三作に通底しているのはやはりマ・ドンソクの安心感。毎回序盤で後ろ姿が出てくると「始まったな…」という感じがするし、とりあえずなんとかなる感がすごい。ガタイがでかいのもあるけど、一発の重さがいい。新文芸坐ということもあって文字通り身体が震えるくらいの音圧が最高。
三作でテイストがかなり違ってるのもいいですね。第一作は『仁義なき戦い』を彷彿とさせるヤクザの抗争劇。序盤の凄惨な拷問の場面でタイトルが出るのがいい。複数の勢力がくんずほぐれつという構造だけど、特にヴィランの三人組が魅力的。斧でどんどんバラしていくのは韓国映画っぽい残酷さがある(そういえば『仁義なき戦い』第一作の序盤でも腕切られてたなあ)。二作目は誘拐もの、三作目は麻薬密売というのもバラエティに富んでいていい。特に三作目はいきなり國村隼と青木崇高が出てきてびっくりしてしまった。青木崇高演ずる日本ヤクザはいいキャラだった。
あと小物のチンピラたちがいい味を出してるのも好きですね。三作レギュラーで、二作目で良い働きをするチャン・イス(パク・ジファン)は特に大好き。いかにも小物って感じで最高。4の予告で出てきてかなりテンション上がりましたね。楽しみすぎる。
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