『アンメット-ある脳外科医の日記-』、いいドラマでした

評判が良かった前期のドラマ、『アンメット-ある脳外科医の日記-』をようやく完走しました。難病もののカテゴリーだと思うんだけど、さすがに記憶が一日しか持たないのは厳しすぎる。

この記憶障害を負った主人公・川内ミヤビ(杉咲花)が、アメリカ帰りの謎の脳外科医・三瓶(若葉竜也)の助けを得て記憶を取り戻していく、というのが大筋なのだけど、そこに彼女の記憶障害に絡む陰謀を探っていくというミステリーの要素が絡んできて、重層的な面白さがあるのが特徴的。それも結構二転三転するのが面白い。西島会長(酒向芳)はもう明らかに黒幕なんだけど、大迫教授(井浦新)あたりはまんまと騙されてしまった感じ。あそこから逆転するのは意外すぎるし、最終話でバディものになるのも熱い。

サブキャラクターの掘り下げもかなり好みで、特に良かったのがそれまで嫌なやつだった津幡師長の過去を探っていく第3話。人に歴史あり、という感じで良い。行きつけの居酒屋の大将の香りの記憶を巡る第7話も素晴らしく印象的だし、これまた嫌味なキャラだった綾野先生の家庭と地域医療を巡る第8話も良いエピソードでした。

全編に通底する、記憶を通じて人生の意味を探っていくという大テーマも素晴らしかったですね。

アンメット ある脳外科医の日記 | 関西テレビ放送 カンテレ

『内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙』に滑り込み

最終日に国立西洋美術館の写本展へ。基本的にミニアチュールなので滞留して激混みかと思いきや、そこまで人が入っておらず思いの外ゆったり。みんなじっくり見るは見るんだけど、字の部分は読めないから早かったのかも。時祷書の類の余白に描かれた謎の動物たちを見るのがとても楽しいのですが、行末とか隙間空いてると絶対謎の生物で埋めてくるよね。面白い。

圧巻だったのが最後のパートに置かれていた法律関係の注釈書。謎動物のような遊びがあまりなく、とにかく空いているスペースに注釈が埋め込まれているのだけど、スペースが限られているので文字がどんどん小さくなっていくのが、今も昔も変わらない感じがして、500年以上昔でも人間あまり変わらないのだなあと思ったりしました。

西美らしい良い展覧会でした。

企画展内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙

はじめてシーシャに行く

この年になって初めてシーシャに行きました。最初に行ったお店が当たりだったようで、かなり居心地が良くて楽しすぎ。シーシャ自体のフレーバーと刺激も良かったんですが、あのチルい空間がいいですね。喫茶店と違って無限にいられるのがいい。本当に時間を忘れてしまう感じで実に良かったです。これはハマるわ。

行ったお店はこちら。

AndU – 上野 – Ameba Ownd

ちょうどいいビストロ

最近は恵比寿のあたりを開拓しているのですが、また一軒いい感じのお店を見つけました。駅からやや離れてこじんまりとした、いかにもビストロといった風情がいいですね。土曜日に予約無しでフラッと行って入れたのも助かります。今回は予約なしなのでアラカルトで。

自家製シャルキュトリーの盛り合わせ。やっぱりビストロ手作りのシャルキュトリーはいいですねー。パテカンが美味い。

真鯛のマリネ。季節ものの桃との合わせがいいですね。これも美味しすぎる。

5人いたのでダブルメインにしました。身の大きさがビストロ感ありますね~。

牛ホホ肉の赤ワイン煮込み。定番ですし、やはり美味しい。柔らかさと味の深みが最高。

デザートはアイスですが、これもめちゃくちゃ美味しい。なんか妙にアイス推しでした。

5人でワインボトル2本開けて一人7,500円、この値段感もちょうどいい。いいお店でした。

恵比寿の隠れ家フレンチ「Bistro d’ami(ビストロ ダミ)」