四半世紀ぶりの「夏エヴァ」

「月1エヴァ」の2本目、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』をこれまただいぶ久々に観ました。「春エヴァ」の最後、量産型がネルフ上空をグルグルしてるところからですね。まあその前に結構長い「これまでのあらすじ」が入るのですが。やはり見どころは前半のEVA弐号機の獅子奮迅の大活躍の場面ですね。戦自の通常戦力相手の村木さん、岡村さんのカットも素晴らしいし、その後の量産機相手の本田さんと磯さんのカットが何度観ても素晴らしい。最後の吉成さん、安藤さんも最高。

中盤の精神世界やら実写やらは当時もよくわからなかったんですが、今見てもよくわからない…んですが、やはりここに至るまでの諸々を経験してきたので、わからないなりになんとなく意図は伝わってくるというか、「わからないけど面白い」という感覚がようやく芽生えてきた感じです。ラストカットは当時も今もあまりにも衝撃的。こんなん忘れられないよなー、という当時の感覚を思い出しました。これで2回目か3回目ですが、時間をあけて再度観ることの意義が改めてわかった気がします。いい視聴体験でした。

月1エヴァ EVANGELION 30th MOVIE Fest.2025-2026

なさけないディカプリオが最高

『ワン・バトル・アフター・アナザー』、これも事前の印象とだいぶ違う映画でしたね。能天気な普通のアクション映画だと思って観に行ったわけですが、革命ものでありつつ、家父長制への抵抗が描かれつつ、そして何より家族の物語である、というかなり多様な視点、多重なレイヤーによって構成されている映画でありました。しかもそれでいてエンタメとしても非常に盛り上がる、という。個人的に良かったのが、あのショーン・ペンがカリカチュア的なマッチョで白人至上主義の悪役を演じているという点。こういう役もできるんだなあ。あまりにもコテコテなので途中からコメディのようにも見えてくるのですが、しかし実際にアメリカの惨状を見ていると笑える話でもないのですよね。そして主人公のディカプリオがまたいいキャラクターで印象深い。かつての精力的な革命家が情けない父親になっていて、娘の危機をきっかけに彼が闘志を再び燃やし始める、というのが物語の一つの軸になっているわけですね。繰り返される合言葉の場面は、非常に象徴的でもありつつコメディタッチで描かれている楽しい場面でもありました。ううむ、これは何回か観るとどんどん味が出てくる映画ですね。配信でまた観ます。

映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』公式サイト