ハシゴ楼に行く

ハシゴ楼(エムズクロス人形町)

だいぶ前にオープンしたのに場所が微妙だったせいでようやく行けました。人形町、町としては好きなんだけど、やはり行きづらい…。

三連休最終日の15:30に行ったんですが、かなり空いていて、開いているはずのお店も開いていない…。が、17:00を超えると一気にお客さんが増えてあっというまに満席状態に。極端な感じですが、早めに行ってはしご酒しながら様子をうかがっているといいかも。あとエスカレーターがなくて若干残念…と思ったのですが、立派な外階段があり、こっちで移動したほうがはしご酒感がでるので、これは良い施策だなと思いました。

一軒目は安定の味坊集団のお店「商館味坊」へ。窓際の席は眺めが良くて驚きました。メニューは他のお店とほとんど同じだけど串の盛り合わせが無いのが個人的には大きな違いかも。あれ、考える必要がなくて楽なんですよねー。定番のラムチョップがやはり美味しい!他のお店が比較的閑散としている中、かなり繁盛していました。

二軒目は沖縄料理と北海道料理を出す謎の居酒屋「でたらめ」。店名がいいですよね。北の端と南の端の料理を一緒に食べれるの地味にいいですね。ゴーヤチャンプルーやらホッケの塩焼きあたりが美味しかったです。ロゴがかわいいね。

最後にタコスと日本酒のお店「Kitade Tacos & Sake」で〆。本当は二軒目で行きたかったんですが、公式の表記と違って17時にならないと開かず…。日本酒の取り合わせがマニアックなのが良かったですね(写真撮り忘れ)。タコスがちょうどいい大きさでめちゃくちゃ美味しい。もっと食べたかったけどお腹いっぱいになってしまい。自分はサバを食べました。サバでタコスというのも珍しい。

はしご酒ですが、あまり回れなかったのでまた行きたいですね。次回は寿司、フレンチ、もんじゃあたりでデッキを組んでみたいな。

『溶鉄のマルフーシャ』はサクッとプレイできて良いゲーム

溶鉄のマルフーシャ | Game | PLAYISM公式サイト

『救国のスネジンカ』が発売されたのでずっと積んでいた前作をようやくプレイ。始めてみればサクッと遊べて良いゲームでした。とりあえずクリアするだけならあっという間なのだけど、グッドエンド(?)に行くのは存外に難しく、カード取得の戦略をちゃんと作らないといけない感じ。序盤はギリギリまでハンドガンでしのいで仲間を雇って…、みたいに攻略方法を考えていくのが存外に面白かったです。最後の周回でバリケードとスパイクの有用性に気づいたのはもったいなかった…。3時間いかないくらいでグッドエンド到達。あまりグッドではないが。キャラクターの所作、特に宿舎での仲間のだらけ感が良かったですね。まあ大体死ぬわけですが…。来週はスネジンカをやります。

このスケール感がすごい2024『一億年のテレスコープ』

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デビュー作の『オーラリメイカー』も星を動かすスケール感のインパクトが凄まじかったけど、本作はこれに輪をかけてとんでもないスケール感。空間もそうなのだけど、時間軸方向のスケールがすごい。まあタイトルに入ってるけど、本当に一億年。

全8章から構成されていて、各章が遠未来/現代/遠過去の3つのパートでできているのも面白い。一見無関係なこの3つのパートの関連が次第に見えてくるという全体構成も巧みだ。現代のパートは21世紀の日本からスタートするのだけど、あれよあれよという間に数十年数百年、そしてついには一億年のタイムスケールに拡大していくのがいい。最後のオチがまた良くて、同じようなアイデアはよく見るけど、ここは一億年の隔絶が効いていて絶妙。宇宙レベルに広がったお話が個人のミクロな部分に一気に収束していくのも気持ちが良すぎる。

細かい部分だと、不死の実現のあたりとか各惑星で出会う異性知性種族たちのありようの多様さが実にいいですね。最後にたどり着く放浪惑星のスケール感、構成するテクノロジーのハードSF感もかなり好き。事象の地平面のすれすれで絶対安全ストレージを構築するくだりとか、ブラックホール工学が極まっててすごすぎる。

今年ベストの1冊。