おひるねラジーズ

毎日を、楽しく生きる


【レポート】「戦慄!海の暴れん坊ナイト」【新文芸坐オールナイト】

      2017/09/10



2015-01-31_shinbungeiza

 2015年1月最後のオールナイトは「海の暴れん坊ナイト」!海を舞台にしたパニック映画4本立てです。B級映画だけで押し切るこの感じ、新文芸坐にしかできない超貴重なオールナイトだと思うのですが…。人が少なかったです…。今までで2番目くらいに…。こんなステキなラインナップが大画面でかかることなんて無いのに…。と言いつつ、自分も見たことあるのは『パニック・マーケット3D』だけだったんですけどね。イベントタイトルの「山へ行けばよかった…」は『処刑山 デッドスノウ』のキャッチですね。さすが!

B級映画4本立!どれも大傑作!

ザ・デプス  Deepstar Six99 min


監督:ショーン・S・カニンガム
音楽:ハリー・マンフレディーニ
脚本:ルイス・アバーナシー/ジェフ・ミラー
撮影:マック・アールバーグ

出演:ナンシー・エヴァーハード/グレッグ・エヴィガン/ミゲル・フェラー/マット・マッコイ/ニア・ピープルズ/シンディ・ピケット/トーリン・ブラック/マリウス・ワイヤーズ/エリヤ・バスキン/トム・ブレイ/ロン・キャロル

 深海怖いよ映画。

 監督は『13日の金曜日』でお馴染みのショーン・S・カニンガム。そしてクリーチャー造形は『ザ・フライ』のクリス・ウェイラス!彼の作った深海の怪物が実に素晴らしい。甲殻類を思わせる岩のようなゴツゴツとした体、『ザ・グリード』のワームっぽさ、特に多関節の口がガバっと開く所は最高ですね。中盤まで全く姿が見えないままなので、「深海が暗いのをいいことに適当に腕とか出してごまかすパターンかな?」と一瞬思ってしまったのですが、後半からの露出具合と活躍っぷりはすごいですね。潜水服(レトロ風味でめっちゃカッコいい系!)の下半身バクっといったりするとことか最高!

 しかし、そんな深海のモンスターも敵わない、真の敵、それは…スナイダー(ミゲル・フェラー)お前やーーーーー!あのバカのせいで8割方死んでますからね。しかも全部うっかり系ときてる…。うっかりおっさんを刺し殺すとこは完全にギャグでゲラゲラ笑ってしまうわ。

 他にも原子炉が暴走したり、海面に出るために減圧処理が必要だったりと見どころが多くて楽しい映画です。けっこうひとしぬけど。


ザ・ベイ  The Bay85 min


監督:バリー・レビンソン
音楽:マーセロ・ザーボス
脚本:マイケル・ウォラック
撮影:ジョシュ・ナスバウム

出演:ナンシー・アルカ/クリストファー・デナム/スティーブン・クンケン/フランク・ディール/ケサー・ドナヒュー/クリステン・コノリー/ウィル・ロジャース

 寄生虫怖いよ映画。

 まあなんか寄生虫っていうかけっこうな大きさの虫ですけどー。虫嫌いな人は絶対に見てはいけない系。前々から評判いいのは聞いてましたけど、すごく良く出来てます。

 いわゆるモキュメンタリーなんですが、主役の手持ちカメラだけでなく、監視カメラ、車載カメラ、ネットに投稿された動画など、様々なデバイスが投入されて、事件当日の出来事がじわじわと再現されていくのが実に面白い。場面場面も良く出来ていて、特に画面に映らない部分の描写の臨場感が凄まじいですね。例えば、二人の警官が通報のあった家に入っていくのを車載カメラから写したカット。家に入ったあとの惨劇は全く画面に映らず、字幕で補われる途切れ途切れの無線での会話だけなんですが、ものすごい臨場感!

 パニック映画といえば実に正しいパニック映画ですね。『復活の日』を思い出しました。


シー・オブ・ザ・デッド  Mar Negro96 min


監督:ロドリゴ・アラガオン

脚本:ロドリゴ・アラガオン
撮影:ロドリゴ・アラガオン

出演:マークス・コンカ/ティアゴ・フェリ/キカ・オリベイラ/キャロル・アラガオン

 ゾンビ怖いよ映画。

 もうね、後半の「スルル・クラブは本日、閉店いたします!」(注:オープン日です)からの重機関銃ドバババーーが最高すぎるし、この映画の全てといっても過言でない。ほんと、この娼館での惨劇の面白さはアクションもあり、コメディもありといった感じで大満足!

 で、ゾンビ映画らしく群像劇スタイルなんですが、いろいろ変なキャラが多くて盛りすぎ感は否めない(特に主役の呪術マニアのコミュ障)ものの、ズラの娼館のマダム、国民的歌手とマネージャーと飯野賢治みたいな用心棒(マチェーテ!!)、SM趣味の政治家、と飽きさせない作りになっております。良いキャラを容赦なく殺してしまうのも逆に良かった。そういえばこの映画も同士討ちが多い映画でありました。うっかり味方を殺しちゃって泥沼という展開、意外とゾンビものだとないですよね。新鮮。

 あ、あと「クジラゾンビ」という世にも珍しいものの見れますよ!


パニック・マーケット3D  Bait94 min


監督:キンブル・レンドール
音楽:ロバート・マッケンジー
脚本:ラッセル・マルケイ/ジョン・キム


出演:ゼイビア・サミュエル/シャーニ・ビンソン/ジュリアン・マクマホン/フィービー・トンキン/マーティン・サックス/アリス・パーキンソン

 サメ怖いよ映画。

 …と言いつつ、サメよりも最初の津波の方が圧倒的に被害が出ていますが…。「なんでスーパーマーケットの中にサメが?」という疑問が浮かぶかと思いますが、それはこの津波のせいなんですね。とにかく、この冒頭の地震と津波のシーンの迫力が凄まじく、こりゃあ4年前だったらとても放映できないレベルでございます。水の圧力で棚と棚の間で圧死したりね…。

 で、災害映画でありサメ映画でもある本作ですが、サメの出来もすごくいいんですよ!普通、この手の映画はアニマトロニクスかCGが定番なんですが、アニマトロニクスにしてはすごい動きするし、近くによった時はすごく生のサメっぽくもあるし…。要は使い分けなんでしょうが、リアリティあります。

 見どころが多い作品なんですが、一つ選ぶとしたら、換気口から脱出しようとしたおっさんがジャンプしてきたサメに下半身パックリやられるところですね。ここは何回見てもビクッとします。即席の潜水服でサメの攻撃を防ぎつつ潜るというアイデアも面白いですね。キャラクター的にはやはり車の中でいちゃついてるバカップルが定番という感じで良かったっすね。

 あと、スタンガンは強い(←結論)。

まとめ

 というわけで、海の暴れん坊ナイトでした。いやー、『ザ・ベイ』が噂に違わぬ傑作で大満足でございます。他の2本も笑いありアクションありで全然飽きなかったよ!…すみません、『パニック・マーケット3D』は一回見ていたこともあり、ちょっとうとうとしてしまいました…。今回は海やったから次は山とか砂漠とかでお願いします!…の前に「第4回極端映画祭」も控えてるんだよなあ。

 次回の新文芸坐オールナイトは…うーん、2月28日の「押井守映画祭2015第二夜」はチケット確保してるんで確定なんですが、その前の週の「ハイスクール特集」は行くか迷っています。どれも見ていないしなあ。3月も7日はキューブリックでしょ、14日はカサヴェテスでしょ、21日は(暫定)世界三大SFオールナイト!ぶっちゃけ全部観たいんですよねー。


イベント概要

イベント名山へ行けばよかった・・・ 戦慄!海の暴れん坊ナイト
日時2015年01月31日22:30 - 2015年02月01日5:30
会場新文芸坐
料金一般:2,300円 前売・会員:2,100円


 - 映画イベント

関連コンテンツとスポンサードリンク