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【レポート】新春メカゴジラまつり【新文芸坐オールナイト】

      2016/09/29


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 こんにちわ、すいちく(@suitiku)です。

 新年早々とばしまくりの荒ぶる名画座・新文芸坐さんの「<新春ゴジラまつり>連動企画 新春メカゴジラまつり」に行ってきました!ちなみに新年1回目のオールナイトは「新春クローネンバーグまつり」(2015年1月10日)ということでクローネンバーグもメカゴジラも全く春のイメージ無いわけですけれども、まあメカゴジラは銀色だし多少はおめでたい感じもするよね!(適当)

 さて、去年の中頃から定着しつつある新文芸坐の特撮オールナイトですが、今回のお客さんの入りは8割くらい?さすがに満席とはいきませんでしたが、濃ゆいメカゴジラ&機龍クラスタの人が集まっていたんじゃないかな、という感じでした。今回上映された4本の他にVSシリーズの『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)があるわけなんですけれども、これが入らなかったのは時間の関係でしょうかね。入っちゃうと7時近くになっちゃうし。とはいえ、昭和の2部作+ミレニアムの2部作ということでまとまりも良かったと思います。

 以下、各作品雑感などー。



昭和メカゴジラ2本+ミレニアム機龍2本!

ゴジラ対メカゴジラ  84 min


監督:福田純
音楽:佐藤勝
脚本:福田純/山浦弘靖
撮影:逢沢譲

出演:大門正明/青山一也/田島令子/平田昭彦/松下ひろみ/小泉博/今福将雄/ベルベラ・リーン/岸田森

 前に見たのが実に20年位前なので、完全に初見です…。私の中ではこの映画は「キングシーサーが出る映画」として記憶されていたので、メカゴジラが出るのが逆に新鮮でした(笑)
 改めて見ると、いろいろ覚えていないことが多かったです。メカゴジラの鼻の穴が目立つとか首グルグルバリアーとか。あと、ゴジラの皮をかぶって登場してるシーンは熱線の色で判別できることにも今更ながら気づきました…。今日の後半の機龍もかっこいいんですが、リベット打ちのメカメカしい雰囲気は素晴らしいですね。首をグルっと一回転させてゴジラとキングシーサーを同時に相手にする構図も面白いし、なにより全弾発射モードが燃える! 工場地帯と後半の決戦シーンの爆発の豪華さは特監が中野昭慶さんだからでしょうか。
 チャンピオンまつりらしく、怪獣と同じくらい人間たちが活躍するのも楽しい。平田昭彦演ずる宮島博士(パイプ)も良かったし、謎のエージェント岸田森の活躍っぷりも痛快!
 今見ると結構残虐なシーンが多いのも印象的でした。特にアンギラスがかわいそうすぎて…。 メカゴジラの首もぎ取りは逆に爽快感あった(笑)
 それから、なんといってもキングシーサーの歌(「ミヤラビの祈り」)が最高でした! 歌で呼び起こすのは覚えてたけど、2番まで歌うとは!今思うと、古代沖縄人の歌なのに完全に昭和歌謡だとか外来語が混じってるとか、なぜか伴奏が流れてくるとかツッコミどころ満載なんだけど、単純にいい歌だよなあ。
 あと、岩陰から首だけそっと出すキングシーサーが完全に犬でありむっちゃかわいい。


メカゴジラの逆襲  83 min


監督:本多猪四郎
音楽:伊福部昭
脚本:高山由紀子
撮影:富岡素敬

出演:平田昭彦/藍とも子/内田勝正/佐々木勝彦/麻里とも恵/睦五郎/伊吹徹/六本木真/沢村いき雄

 実は初見なんですよね…。見たような気はしてたんですけど、チタノザウルスは明らかに見たことなかった。そうか、チタノザウルスはこれに出るのか…。
 前作はゴジラ&キングシーサーVSメカゴジラだったのが、今回はゴジラVSメカゴジラ&チタノザウルスになっているわけですけれども、メカゴジラはパワーアップして復活かとおもいきや、なんかグルグル回るミサイルが追加になったくらいで若干弱くなってませんか…。チタノザウルスは深海怪獣のくせに武器が風だし。こいつ、後ろ手を組みながらゴジラの上でジャンブしてる姿がすげーかわいいんですけど(笑)
 でも、あれですね。真の主役は平田昭彦(またか)演ずる絵に描いたようなマッドサイエンティスト・真船博士!「私をキチガイ扱いした学会の連中に復讐してやる…」なんてセリフ映画の中でもそんなに聞けないよ!そしてその娘の美少女サイボーグ(藍とも子)!家を取り仕切る老人はみんなの大好きな沢村いき雄!家は森の奥の古びた洋館だし。素晴らしい!
 ちなみに、今回の上映は退色が激しく、フィルム傷も目立ちましたねー。『ゴジラ対メカゴジラ』の状態が良かっただけに少し残念。ちなみ、これまで観た中で一番退色がひどかった新文芸坐オールナイトの作品は『日本沈没』(1973年)ですね。でも、フィルムで見られるだけありがたい!


ゴジラ×メカゴジラ  88 min


監督:手塚昌明
音楽:大島ミチル
脚本:三村渉
撮影:岸本正広

出演:釈由美子/宅麻伸/中尾彬/水野久美/高杉亘/友井雄亮/中原丈雄/加納幸和/小野寺華那

 これもかなり久しぶりに観たんですが、まだ公開してから15年も経ってないんですね。言いづらいんですけど、すごく…エヴァンゲリオンです…。いや、夕景をバックにした機龍とかカッコいいんですけどね!関東一円から電力供給はやり過ぎな気がするなあ(笑)
 初代ゴジラをベースとした独自の歴史観が設定に組み込まれているのは、これまでの作品を見ていると感慨深いですね。特に日本での新作ゴジラが作られなくなって何年も経つ現在から見ていると。昔は全く気にしてなかった『サンダ対ガイラ』が妙に心に残るのは、つい先日のオールナイト(2014年9月27日「スーパーSF日本特撮映画大会 秋の東宝特撮、獣人・改造人間まつり」)でかかったばかりだったからでしょうか?(笑)
 若い釈由美子がすごく可愛くて良いですね!もちろん、機龍もカッコいい!案の定暴走するけど!ラストの抱きかかえて特攻は…まあ勢いがあっていいんじゃないすかね…。
 他の方も指摘されてましたけど、今回の上映は音響が良かったですね。特に冒頭の館山上陸シーンとか。映画館ならではの迫力がありました。


ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS  91 min


監督:手塚昌明
音楽:大島ミチル
脚本:横山昌宏/手塚昌明
撮影:関口芳則/江口憲一

出演:金子昇/吉岡美穂/虎牙光輝/小泉博/長澤まさみ/大塚千弘/中尾彬

 機龍完結編。モスラが乱入してきます。小さい長澤まさみが見られるのはこの映画ならではですね。
 全体的に面白くはあるんですが、後半の戦闘はモスラリメイクをやりつつゴジラVS機龍に決着を着けさせてるので若干とっちらかったような感じですね…。ただ、テーマ的にはモスラが適任ではあるんですよねえ。普通に見てると、「何しに来たんだろ…」って感じなのですけれど。前回、三分の一程度ぶっ壊れた機龍はアブソリュート・ゼロを失い、代わりに3連装ハイパーメイサー砲になってるんですけど、明らかにアブソリュート・ゼロより使い勝手がいい(笑)
 テーマ的には文明批判を一つの軸に置きながら、50年越しのゴジラの壮大な供養をするお話なのですね。強引に海に戻っていくあのラスト、個人的にはすごく好きです。
 あと、事前に『モスラ』(1961年)を見ておくとより楽しめる映画になってるんですが、見てる人のほうが圧倒的に少ないんじゃねーの?

写真など



まとめ

 というわけで、今年のオールナイト一発目はメカゴジラでした。去年の神保町シアターでの「ゴジラ映画総進撃」ではメカゴジラ関係はスルーしてしまったので、補完できた感じで個人的にはありがたかったです。それから、同じテーマで4本続けて見れるのはやっぱり意味ありますね。今回上映の4本は前後編が2本という構成だったので、ブランクなく見れるのはとてもいいです。当時の子どもたちは1年前のお話をちゃんと覚えていたのでしょうか?(笑)

 さて、新文芸坐さんのTwitterアカウントによると、今回の客の入りによっては「ジェットジャガー」がスクリーンで見れるかも…、ということだったので、次回のゴジラオールナイトも大いに期待しています。個人的には次は「ガイガンオールナイト」やって欲しいですね!ジェットジャガーも出るし。え、3本しか無いって?トークショー+『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』『ゴジラ対メガロ』『ゴジラFINALWARS』という構成で一つ…。

 次回の新文芸坐オールナイト参加は2015年1月24日(土)開催、「新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol. 64 モーレツ・ガルパン・星矢・ジョバンニ! スクリーンで観たい劇場アニメ」の予定です!


イベント概要

イベント名<新春ゴジラまつり>連動企画 新春メカゴジラまつり
日時2015年01月17日 22:45 - 2015年01月18日 5:20
会場新文芸坐
料金一般:2,300円、会員・前売:2,100円


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